【広島 蔦屋書店】へいじつのよみきかせ 4月
交流イベント
1号館2F キッズスペース 2025年04月01日(火) - 04月30日(水)
広島 蔦屋書店 親と子フロアでは、おもに未就園児親子を対象にした「へいじつのよみきかせ」を平日毎日(13時30分~)開催しています。
子どもたちが最後の1冊まで楽しんでもらえるように、15分間の中に大型絵本や楽器あそび、歌あそび、ふれあいあそびなどを取り入れながら、読み手によって工夫をしています。
途中で出入りもOKですよ。
子どもたちが最後の1冊まで楽しんでもらえるように、15分間の中に大型絵本や楽器あそび、歌あそび、ふれあいあそびなどを取り入れながら、読み手によって工夫をしています。
途中で出入りもOKですよ。
【へいじつよみきかせGWお休みのお知らせ】
4月28日(月)~5月2日(金)
5月7日(水)から再開します。

Kidsコンシェルジュが提案する絵本を軸とした親と子の過ごし方。
今回は「原画展の楽しみ方」をテーマにお送りします。
桜が咲き始めました。新しい季節です。笑顔で毎日を過ごせますように。そして、頑張りすぎず気持ちをゆっくりスタートしましょうね。
今回はテーマ「原画展の楽しみ方」とともに、原画のおもしろさについてお伝えしようと思います。
今回はテーマ「原画展の楽しみ方」とともに、原画のおもしろさについてお伝えしようと思います。
広島 蔦屋書店では毎月原画展を開催しています。
オープンしてから、初めて開催した原画展は何の絵本だったかな…。
2020年8月の、しもかわらゆみさんの『ねえねえあのね』だったと思います。この絵本はシリーズで著者の3作目の作品なのですが、「この作家さんの絵が好き」と心が動いたことを覚えています。原画展のお話をいただきその作品を見た瞬間、今まで「原画」というものにあまり関心がなかった私が、その素晴らしさの虜になりました。
あれから5年目に突入し、数えきれないほどの原画展を開催させていただきました。
1年に1、2回の開催だったのが、昨年では10回の原画展。みなさんが「今度は何の絵本だろう?」と楽しみにしてくださること、作家さんや出版社さんのご協力が原画展開催の大きな原動力となっています。
オープンしてから、初めて開催した原画展は何の絵本だったかな…。
2020年8月の、しもかわらゆみさんの『ねえねえあのね』だったと思います。この絵本はシリーズで著者の3作目の作品なのですが、「この作家さんの絵が好き」と心が動いたことを覚えています。原画展のお話をいただきその作品を見た瞬間、今まで「原画」というものにあまり関心がなかった私が、その素晴らしさの虜になりました。
あれから5年目に突入し、数えきれないほどの原画展を開催させていただきました。
1年に1、2回の開催だったのが、昨年では10回の原画展。みなさんが「今度は何の絵本だろう?」と楽しみにしてくださること、作家さんや出版社さんのご協力が原画展開催の大きな原動力となっています。
この間、ある方から「絵本の原画の楽しみって何ですか?」という質問を受けました。絵本を楽しむ人は、たくさんいらっしゃると思います。原画ってストーリーがないし、どうやって楽しんだらいいのか正直わからない。率直なご意見です。
ふと、「そうだよね「と考えてしまいました。楽しみ方は人それぞれあると思いますが、ここでは私の原画の楽しみ方をご紹介します。
【色】
印刷された絵本には出せない、作家さんが感じた着色をそのまま見ることができます。作品の印象がびっくりするほど違って見えます。
印刷された絵本には出せない、作家さんが感じた着色をそのまま見ることができます。作品の印象がびっくりするほど違って見えます。
【絵本とは違う絵が見られることも】
絵本には描かれていない挿絵が描かれていることがあります。絵本が完成するまでの、作家さんと編集の方の思いが垣間見られるようです。
絵本には描かれていない挿絵が描かれていることがあります。絵本が完成するまでの、作家さんと編集の方の思いが垣間見られるようです。
【下書きの痕跡】
穴があきそうなほど見ていると、見つけることができるかも。消して書き直している部分も見つけることができます。
穴があきそうなほど見ていると、見つけることができるかも。消して書き直している部分も見つけることができます。
【からくりがそのまま】
絵本では1枚のキャンパスに描かれているように見えますが、実際は切り貼りがしてあったり、フィルムを重ねて縁取りがしてあったりします。キャンパスがボール紙や英字新聞だったりすることもあります。
絵本では1枚のキャンパスに描かれているように見えますが、実際は切り貼りがしてあったり、フィルムを重ねて縁取りがしてあったりします。キャンパスがボール紙や英字新聞だったりすることもあります。
私は、いつもこんなふうに見ながら「貴重だなー」とまるで宝物を見つけたみたいに、感激します。絵本のページに載ることのない、「幻の絵」なのです。
原画はアート作品だといつも感じます。だから、私の家のリビングに飾りたい絵を探すように見ています。
絵本は、小さなページの中にストーリーがあってその世界観に浸りますが、原画は1枚1枚に世界観があります。文字が書かれていないのに、物語が聞こえてくるようです。絵本では見えなかった動物の目の瞳孔、絵本が完成した時には描かれていなかったうさぎさん、服の色がうっすら違うこと。これらを見つけた時は、特別感というか、貴重な体験というか、とにかく「すごい!」そんな感情が沸き起こります。
絵本は、小さなページの中にストーリーがあってその世界観に浸りますが、原画は1枚1枚に世界観があります。文字が書かれていないのに、物語が聞こえてくるようです。絵本では見えなかった動物の目の瞳孔、絵本が完成した時には描かれていなかったうさぎさん、服の色がうっすら違うこと。これらを見つけた時は、特別感というか、貴重な体験というか、とにかく「すごい!」そんな感情が沸き起こります。
こんな感じでしょうか。1つでも共感していただけたら嬉しいです。
その他にもまだまだたくさん、人それぞれあると思いますが、やっぱり大前提に「絵本が好き」という気持ちです。絵本を作った作家さんの思いを手に取るように感じることができるのは、大人だけの醍醐味です。そして、素晴らしい作品に心が安らぎ、リフレッシュできるのも大人の楽しみ方です。
広島をはじめ、近隣の大きな美術館でも近年絵本の原画展が毎年のように開催されるようになりましたね。子どものころ慣れ親しんだお気に入りの絵本に、大人になって改めて触れることができる喜びと懐かしさ。子どものころには味わえなかった作品の深さと作り手の思いを知ることができるのです。
その他にもまだまだたくさん、人それぞれあると思いますが、やっぱり大前提に「絵本が好き」という気持ちです。絵本を作った作家さんの思いを手に取るように感じることができるのは、大人だけの醍醐味です。そして、素晴らしい作品に心が安らぎ、リフレッシュできるのも大人の楽しみ方です。
広島をはじめ、近隣の大きな美術館でも近年絵本の原画展が毎年のように開催されるようになりましたね。子どものころ慣れ親しんだお気に入りの絵本に、大人になって改めて触れることができる喜びと懐かしさ。子どものころには味わえなかった作品の深さと作り手の思いを知ることができるのです。
絵本は、私たちと物語を繋いでくれます。
原画は、絵本と私たちと著者を繋いでくれます。
原画は、絵本と私たちと著者を繋いでくれます。
そんなふうに感じながら、ご覧いただきたい。これからも広島 蔦屋書店ではいくつもの原画展を開催予定です。ぜひ、楽しみにお越しいただければ嬉しいです。
【4月 原画展スケジュール】
◾️『14ひきのねずみ』シリーズ(複製原画)原画展
◾️『14ひきのねずみ』シリーズ(複製原画)原画展
いわむらかずお 作
会期 ~4月20日(日)
会期 ~4月20日(日)
◾️『赤毛のアン』 原画展
L・M・モンゴメリ 原作 松本侑子 文 ちばかおり 絵 / 世界文化社
L・M・モンゴメリ 原作 松本侑子 文 ちばかおり 絵 / 世界文化社
2025年4月10日発売
会期 4月25日(金)~5月18日(日)
会期 4月25日(金)~5月18日(日)
場所 1号館1F 親と子フロア通路
【今月のおすすめ絵本】
『ねえねえあのね』
しもかわらゆみ / 講談社
しもかわらゆみ / 講談社

【あらすじ】
ひよこさんが、ねずみさんに「あのね、だいすきよ」と伝えます。「だいすき」は色んな動物たちに伝わってみんなを笑顔にしてくれます。わが子へ、大切な人へ、自分の一番の方法で愛情を伝えてみませんか?
0歳~
0歳~
「絵本のひろば」に来ませんか?
広島 蔦屋書店では月1回「絵本のひろば」を開催しています。この絵本がすごく好き、小さいころのエピソードや思い出、子どもにぜひ読んであげてほしい!など、絵本について何でもおしゃべりしませんか?話をするのはちょっと…と思ったら聞くだけでも大丈夫!絵本好きの人、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
広島 蔦屋書店では月1回「絵本のひろば」を開催しています。この絵本がすごく好き、小さいころのエピソードや思い出、子どもにぜひ読んであげてほしい!など、絵本について何でもおしゃべりしませんか?話をするのはちょっと…と思ったら聞くだけでも大丈夫!絵本好きの人、一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
■ 広島 蔦屋書店 絵本のひろば28
4月25日(金)11:00~12:30
1号館2F ワークショップテーブル
詳細はこちら
【プロフィール】
宮本陽子(みやもとようこ)
Kidsコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日1回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。
Kidsコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日1回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。
こちらも合わせてお読みください。

広島 蔦屋書店 kidsコンシェルジュ 宮本 陽子
- 時間 13:30~13:45
- 場所 1号館2F キッズスペース
- 参加料 無料
- 予約 不要
- 講師 広島 蔦屋書店 Kidsコンシェルジュ
- 問い合わせ 広島 蔦屋書店 082-501-5111