へいじつのよみきかせ〜親と子の時間〜「子ども部屋のおかたづけ」
Kidsコンシェルジュが提案する絵本を軸とした親と子の過ごし方。
今回は「子ども部屋のおかたづけ」をテーマにお送りします。
今回は「子ども部屋のおかたづけ」をテーマにお送りします。
節分を迎えると暦の上では春ですが、この時期はまだまだ寒さが厳しい時。
色々な病気が流行る季節でもありますので、子どもさんも親御さんも、体調には十分気をつけて過ごしていただきたいと思います。
色々な病気が流行る季節でもありますので、子どもさんも親御さんも、体調には十分気をつけて過ごしていただきたいと思います。
さて、今回のテーマは「おかたづけ」です。
子ども部屋には、子どもにとって大事な宝物がたくさん眠っていますね。物を大事にすることは当たり前のことですし、捨てたくないと思う気持ちもわかります。とはいえ、自分でもどこに置いたかわからなくなるほど部屋がちらかっていると、親御さんのイライラが爆発してしまうのも無理はありません…。
そこで子どもには、小さいころから自分の物は「自分の所有物」であるという意識を持ち、自分で(手伝ってもらいながら)それを片付けるということを学んでほしいなと思っています。子どもにとって大切な物が、どこにいったかわからなくなってしまわないようにきちんと片付けられるようになってほしいですね。
お片付けをするうえで、子どもが自身のテリトリーである「子ども部屋のおかたづけ」を自分でするということに大きな意味があります。親御さんが子どものしらない間に勝手に片付けてしまうことだけは、絶対にしてほしくありません。それはどうしてかというと、子どもが自分の物を「自分の物」として大切に思えなくなるからです。片付けた場所を自分で覚えていてこそ、その状態が少しでもキープできるし、片付けることや物を長く大切に使うことの必要性を学んでいくのではないでしょうか。
また、すっきり片付いた部屋で過ごすことで、次の行動への準備や支度がスムーズにできますし、宿題や遊びにも集中できます。環境の変化によって人は新しいことを始めたくなったり、嫌なことをすっきり忘れられたりするもの。4月に新しい環境を迎える前に、ぜひ子ども部屋のお片付けを親子でしてみてはどうでしょうか。
子ども部屋には、子どもにとって大事な宝物がたくさん眠っていますね。物を大事にすることは当たり前のことですし、捨てたくないと思う気持ちもわかります。とはいえ、自分でもどこに置いたかわからなくなるほど部屋がちらかっていると、親御さんのイライラが爆発してしまうのも無理はありません…。
そこで子どもには、小さいころから自分の物は「自分の所有物」であるという意識を持ち、自分で(手伝ってもらいながら)それを片付けるということを学んでほしいなと思っています。子どもにとって大切な物が、どこにいったかわからなくなってしまわないようにきちんと片付けられるようになってほしいですね。
お片付けをするうえで、子どもが自身のテリトリーである「子ども部屋のおかたづけ」を自分でするということに大きな意味があります。親御さんが子どものしらない間に勝手に片付けてしまうことだけは、絶対にしてほしくありません。それはどうしてかというと、子どもが自分の物を「自分の物」として大切に思えなくなるからです。片付けた場所を自分で覚えていてこそ、その状態が少しでもキープできるし、片付けることや物を長く大切に使うことの必要性を学んでいくのではないでしょうか。
また、すっきり片付いた部屋で過ごすことで、次の行動への準備や支度がスムーズにできますし、宿題や遊びにも集中できます。環境の変化によって人は新しいことを始めたくなったり、嫌なことをすっきり忘れられたりするもの。4月に新しい環境を迎える前に、ぜひ子ども部屋のお片付けを親子でしてみてはどうでしょうか。
以下は、こんなふうに意識してやってみることで片付けの習慣が少しでも身に付けばいいなという、あくまでも、子どもが生活しやすいという観点でお伝えをしますね。
●親子で一緒に片付ける
「いるもの」「いらないもの」の分類は子どもだけでは難しいので、ここはぜひ大人の力を貸してあげましょう。でも私もよくやってしまうのですが、間違えて捨ててしまって、後で子どもに怒られたりすることが多々あります…。そして子どもは、「おかあさんが勝手に捨てた!」なんて言うので、すぐにケンカになるんですよ…。なので、1つ1つ親子で確認しながら一緒に分類ができるといいですね。先にもお伝えしましたが、子どもがしらない間に部屋がすっかり片付いていた、なんてことだけは避けましょう。
「いるもの」「いらないもの」の分類は子どもだけでは難しいので、ここはぜひ大人の力を貸してあげましょう。でも私もよくやってしまうのですが、間違えて捨ててしまって、後で子どもに怒られたりすることが多々あります…。そして子どもは、「おかあさんが勝手に捨てた!」なんて言うので、すぐにケンカになるんですよ…。なので、1つ1つ親子で確認しながら一緒に分類ができるといいですね。先にもお伝えしましたが、子どもがしらない間に部屋がすっかり片付いていた、なんてことだけは避けましょう。
●子どもが出しやすく片付けやすい
出しやすく片付けやすいのは基本中の基本ですね。よく使うものは見えるところに収納し、あまり使わないものは細かく分類せずに1つのかごにどさっと入れておくくらいでいいと思います。
どこに何が入っているか一目でわかるように、収納した場所やケースにメモ書きできるシールを貼ったり、中身の写真を撮って貼ったりするのもいい方法ですよ。子どもにとって実はこれが一番大事なことなのかもしれません。2、3歳~小学校低学年くらいまでの子どもは視覚で判断することが得意なので、ぱっと見てわかりやすくしてあげるのがコツです。これは片付けることだけにいえることではなく、子どもの生活全般でいえること。例えば、生活習慣の手順や朝の支度など、習慣になるまではそれを絵や文章にして子どもが1つずつ確認できるようにするのはとてもいい方法です。大人が毎日言葉で言い続けることがダメということではなく、言い過ぎなければ子どもは気にかけてもらっていると安心できるので良い効果はあります。しかし、より自分で確認しながら考える習慣を身に付けることは子どもがこれから生活面での自立をするうえでとても大切なことなので、ぜひ試しに実践してみてはいかがでしょうか。
これらを大人が少しでも意識してあげると、子どもの生活はとてもスムーズになります。
出しやすく片付けやすいのは基本中の基本ですね。よく使うものは見えるところに収納し、あまり使わないものは細かく分類せずに1つのかごにどさっと入れておくくらいでいいと思います。
どこに何が入っているか一目でわかるように、収納した場所やケースにメモ書きできるシールを貼ったり、中身の写真を撮って貼ったりするのもいい方法ですよ。子どもにとって実はこれが一番大事なことなのかもしれません。2、3歳~小学校低学年くらいまでの子どもは視覚で判断することが得意なので、ぱっと見てわかりやすくしてあげるのがコツです。これは片付けることだけにいえることではなく、子どもの生活全般でいえること。例えば、生活習慣の手順や朝の支度など、習慣になるまではそれを絵や文章にして子どもが1つずつ確認できるようにするのはとてもいい方法です。大人が毎日言葉で言い続けることがダメということではなく、言い過ぎなければ子どもは気にかけてもらっていると安心できるので良い効果はあります。しかし、より自分で確認しながら考える習慣を身に付けることは子どもがこれから生活面での自立をするうえでとても大切なことなので、ぜひ試しに実践してみてはいかがでしょうか。
これらを大人が少しでも意識してあげると、子どもの生活はとてもスムーズになります。
●きれいをキープするために、あまり物を増やさない約束を
まだ小さい子どもだと、たくさんの量を扱いきれないこともあります。適度な量を大人が決めて、収納場所に入らなくなるほど「増やさない」ことを決めてあげましょう。
もし新しく増えたら、同じ数だけ何かを処分するように意識するだけでも違ってきますよ。
そうすることで、買うときに本当に今必要な物なのか一旦立ち止まることもできますね。
まだ小さい子どもだと、たくさんの量を扱いきれないこともあります。適度な量を大人が決めて、収納場所に入らなくなるほど「増やさない」ことを決めてあげましょう。
もし新しく増えたら、同じ数だけ何かを処分するように意識するだけでも違ってきますよ。
そうすることで、買うときに本当に今必要な物なのか一旦立ち止まることもできますね。
●使ったら、片付ける 1つずつ片付ける
1つ出したら、片付けて次を出す。
これは小さいうちから癖つけておくといいですね。そうすると部屋が散らからないですし、最後にまとめて片付けるという面倒くささがないので、片付けがイヤになることもなくなるでしょう。お友達が遊びに来るなど、イレギュラーな状況のときは仕方がないこともありますが、つい遊びに夢中になってしまったら一言声がけをしてあげるといいですね。
もちろん、お友達の家に遊びに行っても同じです。きちんとお片付けをして帰るよう伝えていきましょう。
1つ出したら、片付けて次を出す。
これは小さいうちから癖つけておくといいですね。そうすると部屋が散らからないですし、最後にまとめて片付けるという面倒くささがないので、片付けがイヤになることもなくなるでしょう。お友達が遊びに来るなど、イレギュラーな状況のときは仕方がないこともありますが、つい遊びに夢中になってしまったら一言声がけをしてあげるといいですね。
もちろん、お友達の家に遊びに行っても同じです。きちんとお片付けをして帰るよう伝えていきましょう。
3月になると子どもにとっても大人にとっても新しく環境が変わる忙しい時期でもありますから、今の時期早めにゆっくりと取りかかるといいと思います。
子どもの成長を感じながら、親子で一緒にステップアップしましょう!
子どもの成長を感じながら、親子で一緒にステップアップしましょう!
【おすすめ絵本】
『ぱなしくん』
柴田ケイコ 作/PHP研究所
『ぱなしくん』
柴田ケイコ 作/PHP研究所
3、4歳~
[あらすじ]
お片付けがきらいなぱなしくん。お片付けだけではありません。服も着っぱなし、髪の毛ものばしっぱなしのぱなしくん。
ある日、汚いものが大好きなおばけが次々あらわれて、ぱなしくんのだいじなものを飲み込んでしまいます…。ぱなしくんは一体どうするのでしょうか?
[読み方アドバイス]
少し強引ではありますが、読み終えた後はきっとすぐにお片付けがしたくなるはず。
「ぱなしくんになるよー」というと、ささっとお片付けができちゃうかもしれませんね。
お片付けがきらいなぱなしくん。お片付けだけではありません。服も着っぱなし、髪の毛ものばしっぱなしのぱなしくん。
ある日、汚いものが大好きなおばけが次々あらわれて、ぱなしくんのだいじなものを飲み込んでしまいます…。ぱなしくんは一体どうするのでしょうか?
[読み方アドバイス]
少し強引ではありますが、読み終えた後はきっとすぐにお片付けがしたくなるはず。
「ぱなしくんになるよー」というと、ささっとお片付けができちゃうかもしれませんね。
宮本 陽子(みやもと ようこ)
Kidsコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日2回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。
Kidsコンシェルジュ
保育科卒業。保育士として広島市の保育園に勤務。
21年勤続の後、保育士時代に毎日読み聞かせをして培った絵本の知識を、リアルタイムに子どもたちそして親たちへ伝えられたらと思い、2017年広島 蔦屋書店に入社。入社してからも「へいじつのよみきかせ」で平日は毎日1日2回、ほぼ毎日絵本を読んでいる。
「0歳から就学前の子どもたちの好きな絵本」、「親が子どもにぜひ読んであげてほしい絵本」、「おとなの気持ちを癒す絵本等」等、多様な児童書というジャンルのなかでも特に「絵本」が持つ魅力を提案し続けている。