広島 蔦屋書店が選ぶ本 VOL.210『人は聞き方が9割』永松茂久/すばる舎
蔦屋書店・竺原のオススメ 『人は聞き方が9割』永松茂久/すばる舎
人間、一人で生きて行く事は出来ない。
多くの「他者」と触れ合いながら日々を過ごす事からは逃れられない(と言うと言い方が悪いが)し、反対に言うとそれが人生の醍醐味であり、必要不可欠な事でもある。
その触れ合いの肝になるのが会話という名のコミュニケーションであるが、十人十色という言葉が表す通り、この世界には誰一人として同じ人間はおらず、誰しもが各々のパーソナリティを持っている中で、時には「合う人」「合わない人」というのが出て来る訳であり、そんな中で全ての人と“上手く”付き合って行こうとするのは中々に難しい事である。
あるいは相手が誰かに関わらず、単純に「会話」という行為自体が苦手という方もいらっしゃるだろう。
多くの「他者」と触れ合いながら日々を過ごす事からは逃れられない(と言うと言い方が悪いが)し、反対に言うとそれが人生の醍醐味であり、必要不可欠な事でもある。
その触れ合いの肝になるのが会話という名のコミュニケーションであるが、十人十色という言葉が表す通り、この世界には誰一人として同じ人間はおらず、誰しもが各々のパーソナリティを持っている中で、時には「合う人」「合わない人」というのが出て来る訳であり、そんな中で全ての人と“上手く”付き合って行こうとするのは中々に難しい事である。
あるいは相手が誰かに関わらず、単純に「会話」という行為自体が苦手という方もいらっしゃるだろう。
そんな多くの悩める人々から支持を集めて来た書籍に、2021年年間ランキング/書籍総合第1位(日販調べ)を獲得した『人は話し方が9割』という本がある。
そしてその著者である永松茂久さんによる新刊がこの『人は聞き方が9割』だ。
前作はタイトル通り「話し方」にまつわるコツや考え方を軸に進行する内容だったが、今作はそこから派生して、特に「聞き方」について深掘りして行ってくれている。
そしてその著者である永松茂久さんによる新刊がこの『人は聞き方が9割』だ。
前作はタイトル通り「話し方」にまつわるコツや考え方を軸に進行する内容だったが、今作はそこから派生して、特に「聞き方」について深掘りして行ってくれている。
「話す事なんか苦手なままで良い」「話し方より“聞き方”を磨く方が簡単」「聞き方は“スキル”よりも“メンタル”が重要」といった視点は目から鱗に感じる方も多い事と思うし、また昨今ならではの「オンラインで良い空気を作るコツ」といった項目も独自性があって面白い。
会話は「話す⇔聞く」の関係性で成り立つものであるから、本作と前作は相互に補完し合ってより大きな強みを発揮すると言えるだろう。
会話は「話す⇔聞く」の関係性で成り立つものであるから、本作と前作は相互に補完し合ってより大きな強みを発揮すると言えるだろう。
著者の永松さんは小学5年生の時から「たこ焼き屋になりたい」という想いを抱き続け、2001年にわずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年には「ダイニング陽なた家」という飲食店を開業。その後はそうした店舗の経営だけでなく、本作の様な執筆業や「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトに基づく人材育成法、イベント主催、映像編集、ブランディングプロデュースなど数々の事業を展開する実業家である。
たこ焼き屋からそのキャリアをスタートさせた事になるかと思うが、なぜたこ焼き屋だったのかと言うと、近所のたこ焼き屋を手伝って行く中で、とにかく人が喜ぶ姿を見るのが嬉しかったからだそう。
幼少期からその感覚を持っていた著者だからこそ、対人関係に大きな影響を与える会話というトピックに対して持つ一家言=本作の内容には説得力も伺える。
たこ焼き屋からそのキャリアをスタートさせた事になるかと思うが、なぜたこ焼き屋だったのかと言うと、近所のたこ焼き屋を手伝って行く中で、とにかく人が喜ぶ姿を見るのが嬉しかったからだそう。
幼少期からその感覚を持っていた著者だからこそ、対人関係に大きな影響を与える会話というトピックに対して持つ一家言=本作の内容には説得力も伺える。
最後に、そんな永松茂久さんのトークイベントが1月10日(月)当店にて開催される。
このイベントは単なる一方的なものではなく、それこそ本作が教えてくれる様な「話す⇔聞く」という関係を永松さんとご参加のお客様が一緒になって展開する内容を予定している為、ただ楽しむだけでなく、身を以て学べる場にもなり得るだろう。
ご興味のある方は是非下記リンクからご参照頂きたい。
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