へいじつのよみきかせ
広島 蔦屋書店 親と子フロアでは、おもに未就園児親子を対象にした「へいじつのよみきかせ」を平日毎日(13時30分~)開催しています。
子どもたちが最後の1冊まで楽しんでもらえるように、15分間の中に大型絵本や楽器あそび、歌あそび、ふれあいあそびなどを取り入れながら、読み手によって工夫をしています。
途中で出入りもOKですよ。
子どもたちが最後の1冊まで楽しんでもらえるように、15分間の中に大型絵本や楽器あそび、歌あそび、ふれあいあそびなどを取り入れながら、読み手によって工夫をしています。
途中で出入りもOKですよ。
初めは1冊から。1冊読み終わらなくてもいいのです
読み聞かせに行きたいなと思っている親御さんの中には、
「うちは、絵本を静かに見られないから…」と、遠慮される方もいらっしゃると思います。
絵本が好きで喜んでくれる子ばかりではありません。初めての体験にこわがる子もいれば関心を示してくれない子もいます。子どもの反応は様々です。
それでも、いいのです。
「うちは、絵本を静かに見られないから…」と、遠慮される方もいらっしゃると思います。
絵本が好きで喜んでくれる子ばかりではありません。初めての体験にこわがる子もいれば関心を示してくれない子もいます。子どもの反応は様々です。
それでも、いいのです。
子どもの気が外に移っていてもその絵本の中に、はっと目をとめるページが1ページでもあったら、それはチャンスなのです!「絵本は楽しい」と一瞬でも感じてくれたのですから。次回はもう少し長く絵本を見てくれるかもしれません。家の中のような落ち着いた場所なら、読んでもらう絵本にじっと集中できるかもしれません。
興味を示さなかったから、静かに見られなかったから、「絵本は好きじゃないのね」と決めつけるのではなく、伝えたいのは1回で諦めないでほしいとうことです。はじめは1冊から。1冊読み終えなくてもいいのです。それをお家の方も一緒に楽しみながら繰り返すことが大切なのです。
子どもが絵本を好きになるきっかけ、それは絵本を読んでくれて、一緒に楽しんでくれる人が子どもの身近にいるかどうかなのです。
興味を示さなかったから、静かに見られなかったから、「絵本は好きじゃないのね」と決めつけるのではなく、伝えたいのは1回で諦めないでほしいとうことです。はじめは1冊から。1冊読み終えなくてもいいのです。それをお家の方も一緒に楽しみながら繰り返すことが大切なのです。
子どもが絵本を好きになるきっかけ、それは絵本を読んでくれて、一緒に楽しんでくれる人が子どもの身近にいるかどうかなのです。
子どもが好きな絵本知っていますか?
子どもと一緒に絵本を楽しんでもらうためには、親御さんにも「子どもの好きな絵本に興味を持ってほしい」のです。
私が保育士をしていた頃のエピソードです。
1歳になったばかりの子どものお母さんから、こんなことを言われたことがあります。
私が保育士をしていた頃のエピソードです。
1歳になったばかりの子どものお母さんから、こんなことを言われたことがあります。
「子どもが絵本よんでって持ってくるから読んだんだけど、この絵本何がおもしろいか全然わからんのんだけど」。『ぞうくんのさんぽ』のページをめくりながらお母さんは私に問いかけました。
あるお天気のいい日にぞうくんは出会った友達を散歩に行こうと誘います。するとみんな決まって「背中に乗せてくれるならいいよ」と背中に乗るのです。だんだん重たくなってきたぞうくんはバランスを崩してとうとう池の中に落っこちてしまいます。でも水遊びみたいで楽しいねと結果オーライ!そんなほっこりするストーリー。
あるお天気のいい日にぞうくんは出会った友達を散歩に行こうと誘います。するとみんな決まって「背中に乗せてくれるならいいよ」と背中に乗るのです。だんだん重たくなってきたぞうくんはバランスを崩してとうとう池の中に落っこちてしまいます。でも水遊びみたいで楽しいねと結果オーライ!そんなほっこりするストーリー。
子どもは月齢や年齢によって好きな絵本が違いますが、0歳から3歳くらいまでの子どもは、自分が体験したことがある、見たことがあるといった身近な事象が登場する絵本が大好き。そして、同じような場面の繰り返しがあるものを好みます。
だから、ぞうくんがかばくんを乗せて、次にわにくんを乗せてかめくんを乗せて…
出会うたびに交わされる同じやり取りの繰り返し、「いいともいいとも」や「うんうんぼくはちからもち」は子どもと一緒に楽しめるフレーズ。この絵本は子どもが大好きになる要素が満載なのですよ。
大人は「繰り返し」を飽きてしまいがちですが、子どもは「またおんなじだ、ほら!」と問題に正解したみたいに嬉しくてワクワクします。正解を知っていることで安心感が得られます。子どもが感じていることを知ると、この絵本の楽しさがおのずとわかってくるのではないでしょうか。
だから、ぞうくんがかばくんを乗せて、次にわにくんを乗せてかめくんを乗せて…
出会うたびに交わされる同じやり取りの繰り返し、「いいともいいとも」や「うんうんぼくはちからもち」は子どもと一緒に楽しめるフレーズ。この絵本は子どもが大好きになる要素が満載なのですよ。
大人は「繰り返し」を飽きてしまいがちですが、子どもは「またおんなじだ、ほら!」と問題に正解したみたいに嬉しくてワクワクします。正解を知っていることで安心感が得られます。子どもが感じていることを知ると、この絵本の楽しさがおのずとわかってくるのではないでしょうか。
そして、前述のお母さんには2人目のお子さんが産まれました。しばらくして私にこう言ってくれました。「今はこの絵本がおもしろいって思う!上の子にももっと読んであげればよかった、今はもう自分で読んでるから…」とちょっと寂しそうでした。
4歳から6歳くらいになると、壮大なファンタジー、昔話、冒険などの想像する楽しさが味わえるものが好きになります。
すばらしい絵本はロングセラーとなって長く愛され続けますから、親御さんも子どもの頃大好きだったお話に出会えるはずですよ。
4歳から6歳くらいになると、壮大なファンタジー、昔話、冒険などの想像する楽しさが味わえるものが好きになります。
すばらしい絵本はロングセラーとなって長く愛され続けますから、親御さんも子どもの頃大好きだったお話に出会えるはずですよ。
特別な絵本とは
そうなると、親御さんにも好きな絵本があってそれを子どもに読んであげたいと思うでしょう。そんな時は、特別な絵本を作ってみては。
絵本を「普段着」と「よそ行き着」に分けてみます。子ども部屋にいつもある絵本はお気に入りであるがゆえに少々くたびれてしまっていますね。
・夜寝る前にお布団で読んでもらう絵本(寝室にあって普段は見られない)
・お家の人が大切にしている絵本(子どもの手の届かない所にしまってくださいね)
・特別な日にだけ見る絵本(お誕生日、入学、卒業、クリスマスなど)
絵本に特別感を持たせてあげると子どもはそれを楽しみに待ってくれます。それが、お父さんお母さんの大好きな絵本や思い出の懐かしい絵本だったら、なおさら読んであげる時間が楽しみになりますね。
絵本を「普段着」と「よそ行き着」に分けてみます。子ども部屋にいつもある絵本はお気に入りであるがゆえに少々くたびれてしまっていますね。
・夜寝る前にお布団で読んでもらう絵本(寝室にあって普段は見られない)
・お家の人が大切にしている絵本(子どもの手の届かない所にしまってくださいね)
・特別な日にだけ見る絵本(お誕生日、入学、卒業、クリスマスなど)
絵本に特別感を持たせてあげると子どもはそれを楽しみに待ってくれます。それが、お父さんお母さんの大好きな絵本や思い出の懐かしい絵本だったら、なおさら読んであげる時間が楽しみになりますね。