【maruni hiroshima】小松成美氏 著書『奇跡の椅子 AppleがHIROSHIMAに出会った日』 書籍刊行記念トークイベント開催

トーク
2号館2F SQUARE GALLERY 2025年 03月23日(日)
2025年1月29日(水)に刊行されたノンフィクション作家・小松成美氏の著書『奇跡の椅子 AppleがHIROSHIMAに出会った日』の出版を記念して、著者 小松成美氏とマルニ木工 代表取締役社長 山中 洋が「奇跡の椅子」誕生の物語に迫るトークイベントを開催します。
 
2023年のG7広島サミットで首脳たちが座った椅子「HIROSHIMA」は、広島の家具メーカー「マルニ木工」が作った製品。この椅子はiPod、iPhone等のデザイナー、ジョナサン・アイブ氏に認められ、アメリカのApple本社でも数千脚が使われています。
この「HIROSHIMA」が誕生したとき、マルニ木工は倒産の危機にありました。
高度成長と生活の洋風化の波に乗り、100万セット以上もの高級家具を売っていましたが、バブル崩壊以降の日本経済の低迷、そして消費者の嗜好の変化も相まって、経営危機に陥ってしまいました。綱渡りの資金繰り、工場の縮小、リストラ……。地元広島の企業や金融機関の支援でかろうじて命脈をつなぐなか、創業家である山中一族の三代目は復活をかけて、世界的なプロダクトデザイナー、深澤直人氏と組んで世界に打って出る決断を下します。
「我々の手で世界の定番を作りましょう」
深澤氏がこう言って依頼を引き受けたのは、1928年の創業以来、マルニ木工が磨き上げてきた「モノづくり」の力を高く評価したからでした。
追いつめられていた企業を救った「奇跡の椅子」。著者 小松成美氏がマルニ木工 代表取締役社長 山中洋とともに、「奇跡の椅子」にこめられた熱い思いと、誕生の物語について語ります。
 
トーク終了後にはサイン会も予定しています。皆さまこの機会にぜひご参加ください。
 

登壇者:小松成美(ノンフィクション作家)
    山中 洋(マルニ木工 代表取締役社長)
 
 

※2025年3月7日(金) 10:00~ 予約専用サイト(E-VE!)にて募集いたします。
 
 
 
【プロフィール】
小松成美(こまつなるみ) 
ノンフィクション作家。神奈川県横浜市生まれ。
広告会社、放送局勤務などを経て、1990年より本格的な執筆活動を開始。主な作品に『中田英寿 鼓動』『中田英寿 誇り』『イチロー・オン・イチロー』『勘三郎、荒ぶる』『YOSHIKI/佳樹』『全身女優 私たちの森光子』『横綱白鵬 試練の山を越えて はるかなる頂へ』『熱狂宣言』『それってキセキ GReeeeNの物語』『虹色のチョーク』『M 愛すべき人がいて』など多数ある。
 
山中 洋(やまなかひろし)
株式会社マルニ木工 代表取締役社長。
1994年明治大学商学部を卒業後に渡米。1998年米国オールドドミニオン大学経営大学院を卒業後に帰国し、1999年株式会社マルニ(現 株式会社マルニ木工)に入社。入社後まもなく英国の提携工場にて家具製造の基礎を学ぶ。帰国後は営業職を経て社内の様々な機能改革に従事し、外部デザイナーとの企画を積極的に推進。ブランド戦略やセールスプロモーションの構築に携わり、2021年 株式会社マルニ木工 代表取締役社長に就任。
 
 

 
2025年1月31日(月)~ 3月31日(月)
2号館2F  maruni hiroshima
書籍刊行を記念してmaruni hiroshimaでは、HIROSHIMAには欠かせない「木」という素材に注目し、樹種の違い、そして部材がどのように加工され、椅子へと変わっていくのか、実物やパネルの展示を通して分かりやすくご紹介しています。
イベントの詳細はこちら
 
  • 日時 3月23日(日)
    11:00 - 12:30
  • 場所 2号館2F SQUARE GALLERY
  • 参加費 無料
  • 定員 100名
  • 予約 WEB
    ※3月7日(金) 10:00~ 予約受付

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