【広島 蔦屋書店】どこかで?ゲンビ ポスター編
vol.2「一人快芸術」

フェア・展示
2号館1F アート スラットウォール 2022年05月20日(金) - 06月30日(木)
「どこかで?ゲンビ ポスター編」は、改修工事のため休館中の広島市現代美術館が、過去に開催した展覧会のポスターを様々な場所で展示する企画です。
 
前回、広島 蔦屋書店では、2011年のコレクション展「ことばの窓、イメージの扉」のポスターを展示し、カバー表紙に使われた絵や彫刻などの視覚的な「イメージ」と、文章などの「ことば」 との密接な関係について取り上げました。
今回、vol.2として展示するポスターは、2009年の特別展「一人快芸術」です。
 
 

「一人快芸術」とは、この特別展を企画された広島市現代美術館の松岡剛さんによる造語です。図録によると「たった一人、自身の関心を充足させるための快楽として生み出され、繰り返される行為としての芸術。そのようなものを対象とする」とあります。
一人で快い芸術……。
たしかに、始まりは些細な行為だったのかもしれません。糸を巻く。石を積む。シャッターを切る。それが繰り返されるうち没頭し、たまらなく楽しくなる。それらはいつしか過剰となり多くの人へ衝撃として届く。
その衝撃とともに、わたしたちは何を感じるのでしょうか。
「名付けがたい行為」と図録にもありますが、名を付け型にはめてしまうなんて勿体ないような誰かのおもしろみの詰まった行為。それを、おもしろがれる存在でありたい。
 

今回のフェアでは、広島 蔦屋書店が選ぶ「一人快芸術」を貫いている人たちの書籍を集め展開しています。「一人快芸術」の閲覧用図録も広島市現代美術館よりお借りしていますので、当時の特別展の雰囲気とともにお楽しみください。
 
広島 蔦屋書店 犬丸
 
 
〈特別展〉一人快芸術
2009年に開催された本展覧会は、創ること行為することそのものの楽しみや悦びに裏打ちされた表現に注目し、様々な分野における多彩な活動を紹介したものです。アウトサイダーアートとして注目を集める、知的障がい者やアマチュア制作者から、職業的なプロとしてのアーティストの作品まで、19人/組による活動を紹介しました。

自己充足の行為という意味合いをもつ「一人快芸術」をキーワードに、あらためて創ること、行為することの動機付けについて探ります。既存のシステムから距離を置くことを可能にする態度、そのあらわれとしての芸術が、個人の営みを超えて、私たち観る者にも勇気や自由をもたらしてくれることでしょう。(展覧会チラシより)
 
 
展示風景 Photo: Kenichi Hanada
 
会期:2009年12月19日(土)~2010年2月21日(日)
会場:広島市現代美術館 A展示室
 
 

 
 
■ 広島市現代美術館の休館中プロジェクト
  どこかで?ゲンビ ポスター編
 
プロジェクト概要
改修工事のため休館中の広島市現代美術館(リニューアルオープンは2023年3月予定)。 休館中、ゲンビで過去に開催した展覧会のポスターを様々な場所で展示しています。 ふらりと立ち寄ったカフェや飲食店、ショップなどなど… 趣向をこらした展覧会ポスターに、まちなかであえる?!
 
プロジェクト参加店舗マップ (google map)
 
■主催
広島市現代美術館
現在、改修工事のため休館中です。休館中も館外で活動中。リニューアルオープンは2023年3月予定。 https://renovation2023.hiroshima-moca.jp/
 
 
 
過去の「どこかで?ゲンビ ポスター編 広島 蔦屋書店」はこちら
 
  • 期間 5月20日(金) - 6月30日(木)
  • 場所 2号館1F アート スラットウォール

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