【フェア】特別展『久米田寺』
神奈川県立金沢文庫
日本文化
BOOK売場(日本文化) 2024年10月01日(火) - 11月24日(日)
神奈川県立金沢文庫に隣接する称名寺は、鎌倉幕府で重きをなした金沢北条氏の菩提寺で、各地の学僧があつまる律院でもあり、また真言密教弘通の道場、そして華厳修学の一大拠点でした。称名寺 歴代長老のうち、第三代長老の本如房湛睿は華厳、戒律、真言など の碩学でしたが、彼が教学の研鑽を深めたのは和泉国久米田寺(大 阪府岸和田市)でした。
行基創建と伝わる久米田寺には、鎌倉時代からの中世絵画や古文 書が多数伝来しています。一方、湛睿とその周辺の僧侶が久米田寺 で活動したことから、称名寺にも久米田寺に関する史料が多数伝来 しており、現在金沢文庫が管理する国宝「称名寺聖教・金沢文庫文 書」の一角を占めています。久米田寺と称名寺という遠く離れた両 寺院ですが、中世には密接な僧侶の交流があり、互いの歴史や教学 研究の面で深い関係にありました。
行基創建と伝わる久米田寺には、鎌倉時代からの中世絵画や古文 書が多数伝来しています。一方、湛睿とその周辺の僧侶が久米田寺 で活動したことから、称名寺にも久米田寺に関する史料が多数伝来 しており、現在金沢文庫が管理する国宝「称名寺聖教・金沢文庫文 書」の一角を占めています。久米田寺と称名寺という遠く離れた両 寺院ですが、中世には密接な僧侶の交流があり、互いの歴史や教学 研究の面で深い関係にありました。
本展覧会では久米田と称名寺伝 来の資料群に加え、湛睿をはじめとする僧侶の活動と寺院間交流の なかで生成した資料を一堂に集め、中世久米田寺の歴史を紹介する とともに、知られざる両寺院の交流の歴史を解き明かします。
また今回の特別展に伴い、銀座蔦屋書店では久米田寺に関するアイテムを展開いたします。
ぜひ足をお運びください。
ぜひ足をお運びください。
[展覧会情報]
神奈川県立金沢文庫 特別展「久米田寺」
2024 年9月28日(土)- 11月24日(日)
前期:9月 28 日(土曜日)~10 月 25 日(金曜日)
後期:10 月 26 日(土曜日)~11 月 24 日(日曜日)
神奈川県立金沢文庫 特別展「久米田寺」
2024 年9月28日(土)- 11月24日(日)
前期:9月 28 日(土曜日)~10 月 25 日(金曜日)
後期:10 月 26 日(土曜日)~11 月 24 日(日曜日)
●金沢文庫(かなざわぶんこ)
金沢文庫は鎌倉時代のなかごろ、北条氏の一族(金沢北条氏)の北条実時が武蔵国久良岐郡六浦荘金沢(現、横浜市金沢区)の邸宅内に造った武家の文庫です。
その創設の時期についてはあきらかではありませんが、実時晩年の建治元年(1275)ごろと考えられています。蔵書の内容は政治・文学・歴史など多岐にわたるもので、収集の方針はその後も顕時・貞顕・貞将の三代にわたって受け継がれ、蔵書の充実がはかられました。
金沢北条氏は元弘3年(1333)、鎌倉幕府滅亡と運命をともにしましたが、以後、文庫は隣接する菩提寺の称名寺によって管理され近代に至りました。現在の金沢文庫は昭和5年(1930)に神奈川県の施設として復興したもので、平成2年(1990)から装いも新たに中世の歴史博物館として活動を行っています。
金沢文庫は鎌倉時代のなかごろ、北条氏の一族(金沢北条氏)の北条実時が武蔵国久良岐郡六浦荘金沢(現、横浜市金沢区)の邸宅内に造った武家の文庫です。
その創設の時期についてはあきらかではありませんが、実時晩年の建治元年(1275)ごろと考えられています。蔵書の内容は政治・文学・歴史など多岐にわたるもので、収集の方針はその後も顕時・貞顕・貞将の三代にわたって受け継がれ、蔵書の充実がはかられました。
金沢北条氏は元弘3年(1333)、鎌倉幕府滅亡と運命をともにしましたが、以後、文庫は隣接する菩提寺の称名寺によって管理され近代に至りました。現在の金沢文庫は昭和5年(1930)に神奈川県の施設として復興したもので、平成2年(1990)から装いも新たに中世の歴史博物館として活動を行っています。
- 会期 2024年10月1日(火) - 2024年11月24日(日)※終了日は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。
- 場所 BOOK売場(日本文化)
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755