【展示】西山大基・梶原康紀二人展

アート
銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 2025年03月01日(土) - 03月21日(金)
この度、銀座 蔦屋書店は、木を材とするアーティスト、西山大基・梶原康紀の二人展を開催します。
 
風倒木や役目を終えた木製品、節や洞(うろ)、虫食いなどで廃棄された木を彫刻、「木霊」として命を吹き込む西山。
木という材に「形の前」という状態を発想、変化の分岐の余地、余白を鑑賞者に提示する梶原。
 
アプローチも、時間の方向性も真逆のように思えるふたりですが、彼らが挑み、生まれたかたちは、どれも木という存在の可能性を体現しています。
 
私たち人間にとって身近な素材、木。
その存在を、改めて体感ください。
 
[アーティストプロフィール]
西山大基 / Daiki Nishiyama
1982年 生まれ
2008年 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科木工専攻卒業
2010年 東京藝術大学大学院美術研究科美術教育修了 
西山は大学・大学院で木工芸や木彫刻について学び、卒業後も木彫作品の制作を続けている。埼玉県久喜市に構えた工房で、日々木と向き合いながら創作している。

【アーティストステートメント】
西山は様々な木を材料として木彫表現の可能性を追求するアーティストです。
彼は台風で倒れた樹木や、役目を終え廃棄される木製品、さらには一般には木材の欠点とされる節や洞(うろ)、虫食いなどで廃棄された木も用います。木としての命が絶えたもの、あるいは木製品としての役割を終えたものに対し、再び「木霊」としての命を吹き込むことをテーマに制作しています。
 
 

梶原康紀 / Yasuki Kajiwara
1995年、北海道根室市生まれ。東京藝術大学美術研究科素材造形専攻。
「なにかの形になる前のもの」をテーマに、木工における新たな可能性を探求している。工具の専門家や道具制作者との対話を重ねながら、物質が形を得る以前の可能性に着目し作品を展開。

【アーティストステートメント】
自分の感覚にフィットするものを探し求めているうちに「形になる前のもの」を作るという制作が始まった。作品を制作しながら、私は道具そのものに深い関心を寄せている。道具は特定の目的のために作られながらも、使い手との関わりの中で独自の変容を遂げていく。その過程には、物質と人との豊かな対話が刻まれている。 このように考えると、壊れることさえも新たな可能性の始まりとして捉えられる。私は人々との間に起こる会話のやり取りに固定されたものを求めず、より広い文脈での物事との関わり方を探求している。作品はそのような可能性の一つの形として存在している。
 
[販売について]
作品は3月1日(土) 10:30より販売開始いたします。
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
 
  • 会期 2025年3月1日(土) - 2025年3月21日(金)※終了日は変更になる場合があります。
  • 時間 当店Webサイトをご確認ください。
  • 場所 銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
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