【展示】山田孟作品展「ー黥面ーGEIMEN」

アート
銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 2023年03月11日(土) - 03月31日(金)
現代アーティスト山田孟による作品展「ー黥面ーGEIMEN」を3月11日(土)~3月31日(金)の期間で銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前にて開催いたします。
 
山田は日本の文化や歴史に関心を持ち、それらを自己の解釈の元、現代的な価値観と照らし合わせ、画面上に表現するアーティストです。彼の価値観の根底には、幼少の頃より身近であったアニメやゲームなどの影響があります。アーティストとしての活動以外にも、キャラクターデザインやイラストレーター、デッサン講師などと幅広い活動をしています。
 
本展のタイトルでもある「黥面」とは『魏志倭人伝』に記されている顔に刺青を入れることを表す言葉です。現代の一般観念とはかけ離れた概念。しかしその文化は、いま私たちが住む同じ日本の土地にありました。時代によって移り変わる文化や価値観を作品を通して感じてほしいと山田は語ります。キャンバスの上に流したレジンと油彩の重なりは、そんな歴史の積み重ねを想像させます。
 
本展は2015年の台湾での作品発表以来、山田にとって8年ぶりの展示となります。是非この機会に彼の新しい世界に触れてみてはいかがでしょうか。

[アーティストステートメント]
私は普段から日本の歴史や文化の生い立ちについて考えています。
「神仏集合」と似た形のモノは世界中の宗教でも見られますが、特に日本の現代に至る迄の文化体系を表した象徴的な概念だと思います。
大陸から流入する文化と列島土着の文化の融合は明治時代以降、中華から西洋に置き換わり「和洋折衷」等の概念を生みました。
絵という文化も「西洋の光と影、東洋の線」のように二元論的に考える事ができます。
複雑に入り乱れるこの国の文化を「外来、内在」「過去、未来」「トラディショナルとテクノロジー」のように一度分解し、また再構築する。そんな試みの中で今回の作品のタイトルは『ー黥面ーGEIMEN』とし、魏志倭人伝において弥生〜古墳時代の倭人には顔に刺青があったという記述があり、現代では女性の顔に刺青が入っているという社会通念的にはあまり考えられない文化が存在していた事をテーマにしています。
常に流動的に変化する現代の文化、価値観を長い歴史の中で考えるキッカケになれれば嬉しく思います。
山田孟
 
[アーティストプロフィール]
山田孟/Hajime Yamada
 
1987年生まれ 千葉県出身
2014 東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画専攻 卒業
現在は茨城県にあるシェアスタジオ、STUDIO航大を拠点に活動。
 
[販売について]
作品は銀座 蔦屋書店店頭にて、3月11日(土)10:30より販売いたします。
オンラインストア「OIL by 美術⼿帖」では3月12日(日)10:30より販売いたします。
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
企画協力:スタジオ航大
 
\オンラインストアで購入する/
2023年3月12日(日)10:30~販売開始
  • 会期 2023年3月11日(土) - 2023年3月31日(金)※終了日は変更になる場合があります。
  • 時間 当店Webサイトをご確認ください。
  • 場所 銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
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