【展覧会】井上りか⼦・友沢こたお・林果林 グループ展「Z_01」
アート
2021年09月18日(土) - 09月24日(金)
1990年代後半〜2000年代前半⽣まれの「Z世代」の新鋭アーティストを特集する展覧会として、井上りか⼦・友沢こたお・林果林の3名によるグループ展「Z_01」を2021年9⽉18⽇(⼟)〜9⽉24⽇(⾦)に銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリーにて開催いたします。
1990年代後半〜2000年代前半⽣まれの「Z世代」は、震災やSNSの爆発的な普及などを多感な時期に経験した世代です。
「Z」と題された本展では、そんなZ世代の新鋭作家、井上りか⼦、友沢こたお、林果林の3名を紹介いたします。
映画のワンシーンやスナップ写真、SNSで収集した画像など多様なイメージを組み合わせながら痛みや悲しみ、愛情や許しを表現する井上りか⼦(1997年⽣まれ、武蔵野美術⼤学油絵学科卒業)。
スライム状の物質と有機的なモチーフを組み合わせた独特な⼈物画で本能的で根源的な感覚の質感を探求する友沢こたお(1999年⽣まれ、東京藝術⼤学油画専攻在籍)。
ユーモラスかつシニカルな観察的視点から⼈間や⼈間社会の潜在的な俗っぽさをシュールに描きだす林果林(1998年⽣まれ、東京藝術⼤学油画専攻在籍)。
本展覧会を通して、彼ら特有の世代感覚がどのように作品に表現され、現代アートの潮流をどのように運んでいくのかを探求します。
[アーティストステートメント]
怒りや愛、悲しみや絶望、憎しみと許しといった相反しながら混ざり合った感情は世界の様々な事象への興味と経験からくるものであり、特に多様な⽂脈においての、ある「救いようのなさ」を拾い上げている。それらを整頓し理解するためにでなく、その混沌をそのまま内に「湿った」状態で持ち続ける⼿段が作品であり、それらが何処かの誰かの、まだ会ったことさえない何かのための祈りの場、墓標になればいいと願う。
井上りか⼦
怒りや愛、悲しみや絶望、憎しみと許しといった相反しながら混ざり合った感情は世界の様々な事象への興味と経験からくるものであり、特に多様な⽂脈においての、ある「救いようのなさ」を拾い上げている。それらを整頓し理解するためにでなく、その混沌をそのまま内に「湿った」状態で持ち続ける⼿段が作品であり、それらが何処かの誰かの、まだ会ったことさえない何かのための祈りの場、墓標になればいいと願う。
井上りか⼦
これらの絵の中には幻想はひとつも⼊っていない。
この世界で実際に起きていることそのものが1番強い⼒を持っていると私は信じている。描き込むたびに増していくぬるみは理性ではうまく説明できない。
それが私の存在そのものの痕跡である。
スライムは安定することなく常に流動し続け、形を変えている。その切り取られた⼀瞬の前後に果てしなく広がる沈黙があり、その中に今我々が存在している現実の世界の虚しさやパワフルさが秘められているのではないか。
友沢こたお
私の絵の中のモチーフ、キャラクターたちは常に⼀定の感情しか持たず、多くを語りません。
また私⾃⾝も、⾃⾝の作品に⾔語での解釈を表出させることはできません。それは私⾃⾝の問題ではありません。私は私の絵画でこの世界の⼈間の絶望に、静かに憎しみを持って反抗するしか、まだできません。
林果林
[アーティストプロフィール]
井上りか⼦(いのうえ・りかこ)
井上りか⼦(いのうえ・りかこ)
作品:あまりにもやさしい死んだ微笑 2021 1300x1100mm アクリルパネル、⽊製パネルに、油彩、パステル
1997年東京都⽣まれ。2021年武蔵野美術⼤学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。油彩画を主軸としつつ、独⾃の⽀持体や⽷、針⾦など様々な画材を組み合わせた規格に捉われない絵画表現や空間表現を探求する。
1997年東京都⽣まれ。2021年武蔵野美術⼤学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。油彩画を主軸としつつ、独⾃の⽀持体や⽷、針⾦など様々な画材を組み合わせた規格に捉われない絵画表現や空間表現を探求する。
〈主な個展〉
2019年「シュランムフィッシュ」/ GALLERY b. TOKYO(東京)
2020年「悲しみにくちづけを」/ LOKO GALLERY(東京)
〈主な賞歴〉
2018年 第20回雪梁舎フィレンツェ賞 佳作
2018年 第47回シェル美術賞 藪前知⼦⼊選
2019年 第37回上野の森美術⼤賞 ⼊選
2019年 第55回神奈川県美術展 ⼤賞
2020年 第9回FACE2021 椿玲⼦審査員特別賞
2019年「シュランムフィッシュ」/ GALLERY b. TOKYO(東京)
2020年「悲しみにくちづけを」/ LOKO GALLERY(東京)
〈主な賞歴〉
2018年 第20回雪梁舎フィレンツェ賞 佳作
2018年 第47回シェル美術賞 藪前知⼦⼊選
2019年 第37回上野の森美術⼤賞 ⼊選
2019年 第55回神奈川県美術展 ⼤賞
2020年 第9回FACE2021 椿玲⼦審査員特別賞
友沢こたお(ともざわ・こたお)
作品: slime LXXXVII 2021 キャンバスに油彩 910×910mm
1999年、フランス ボルドー⽣まれ。5歳までパリで過ごす。東京芸術⼤学美術学部油画専攻在籍。スライム状の物質と有機的なモチーフを組み合わせた独特な油彩画で注⽬を集め、数々の個展やグループ展に参加する。
〈主な個展〉
2020年「Pomme dʼamour」/ mograg gallery(東京) 2021年「caché」/阪急MENʼS TOKYO tagboat(東京)
〈主な賞歴〉
1999年、フランス ボルドー⽣まれ。5歳までパリで過ごす。東京芸術⼤学美術学部油画専攻在籍。スライム状の物質と有機的なモチーフを組み合わせた独特な油彩画で注⽬を集め、数々の個展やグループ展に参加する。
〈主な個展〉
2020年「Pomme dʼamour」/ mograg gallery(東京) 2021年「caché」/阪急MENʼS TOKYO tagboat(東京)
〈主な賞歴〉
2019年 久米桂一郎賞 受賞
2021年 上野芸友賞 受賞
2021年 上野芸友賞 受賞
林果林(はやし・かりん)
作品:悪の⼿ 2021 キャンバスに油彩 1167×910mm
1998年東京都⽣まれ。東京芸術⼤学美術学部油画専攻在籍。油彩やアクリル絵の具を組み合わせたポップな⾊彩と、ギャグのような軽快さのあるシュールな世界観を特徴とする絵画を描く。
〈主な個展〉
2021年「安息の設定地」/ Powder room(東京)
1998年東京都⽣まれ。東京芸術⼤学美術学部油画専攻在籍。油彩やアクリル絵の具を組み合わせたポップな⾊彩と、ギャグのような軽快さのあるシュールな世界観を特徴とする絵画を描く。
〈主な個展〉
2021年「安息の設定地」/ Powder room(東京)
[作品の販売について]
作品は銀座 蔦屋書店店頭・オンラインストア「OIL by 美術⼿帖」にて9⽉18⽇(⼟)13時〜販売いたします。
※作品は事前のセールスで一部販売が終了することがございます。予めご了承ください。
※期間は変更する場合がございます。
※店舗のお電話やメール、SNS等で本件に対するお問合せをいただきましても、本ページに記載してある事以外は、お答えしかねますのでご了承ください。
作品は銀座 蔦屋書店店頭・オンラインストア「OIL by 美術⼿帖」にて9⽉18⽇(⼟)13時〜販売いたします。
※作品は事前のセールスで一部販売が終了することがございます。予めご了承ください。
※期間は変更する場合がございます。
※店舗のお電話やメール、SNS等で本件に対するお問合せをいただきましても、本ページに記載してある事以外は、お答えしかねますのでご了承ください。
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9⽉18⽇(⼟)13:00〜販売開始
- 会期 2021年9⽉18⽇(⼟)〜2021年9⽉24⽇(⾦)※終了⽇は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。
- 会場 銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリー
- 料⾦ 無料
- 主催 銀座 蔦屋書店
- お問い合わせ 03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp