【広島 蔦屋書店】映画「逆光」フェア
フェア・展示
蔦屋書店2号館1F 2021年07月03日(土) - 08月23日(月)
映画「逆光」公開を記念して広島 蔦屋書店でフェアを開催致します。
監督・主演を務める須藤蓮さんと脚本を担当された渡辺あやさんにそれぞれ選んでいただいた、映画「逆光」をより深く楽しむための5冊を中心に、様々な本を選書致しました。
また、須藤蓮を作った5冊、渡辺あやを作った5冊、をそれぞれ選んでいただきましたので、そちらもぜひ御覧ください。
また、須藤蓮を作った5冊、渡辺あやを作った5冊、をそれぞれ選んでいただきましたので、そちらもぜひ御覧ください。
同時開催のパネル展では、映画「逆光」のスチール写真をパネルにしたものを展示すると共に、この映画に関わった人たちによる、この作品に対してのコメントを紹介しています。
こちらもぜひ会場でご覧いただき、その文章をじっくり読んで、その写真パネルの画面の美しさを堪能してください。
■監督・主演 須藤蓮 フェアに寄せて
文学にずっと憧れがあります。
自分の価値観や美意識のほとんど全てが文学から来ていると言っても過言ではないほど、その世界に何度も魅了され、そして救われ続けてきました。
そんな私が映画を撮ったのもまた、「渡辺あやさんの美しく繊細な脚本をそのままの手触りのまま映像化することができたら、純文学のような映画を作ることができるんじゃないか!」という思いつきに、我を忘れるほど夢中になったからだと思います。
そうして生まれた初監督作品である映画「逆光」に、文学をこよなく愛する蔦屋書店の方々が仲間になってくださいました。
恐れ多くも、憧れの世界の仲間入りができたような気がして、嬉しくて仕方がありません。
自分の価値観や美意識のほとんど全てが文学から来ていると言っても過言ではないほど、その世界に何度も魅了され、そして救われ続けてきました。
そんな私が映画を撮ったのもまた、「渡辺あやさんの美しく繊細な脚本をそのままの手触りのまま映像化することができたら、純文学のような映画を作ることができるんじゃないか!」という思いつきに、我を忘れるほど夢中になったからだと思います。
そうして生まれた初監督作品である映画「逆光」に、文学をこよなく愛する蔦屋書店の方々が仲間になってくださいました。
恐れ多くも、憧れの世界の仲間入りができたような気がして、嬉しくて仕方がありません。
須藤蓮
「逆光」作品あらすじ
1970年代、真夏の尾道。22歳の晃は大学の先輩である吉岡を連れて帰郷する。晃は好意を抱く吉岡のために実家を提供し、夏休みを共に過ごそうと提案をしたのだった。先輩を退屈させないために晃は女の子を誘って遊びに出かけることを思いつく。幼馴染の文江に誰か暇な女子を見つけてくれと依頼して、少し変わった性格のみーこが加わり、4人でつるむようになる。 やがて吉岡は、みーこへの眼差しを熱くしていき、晃を悩ませるようになるが……
2021年7月17日(土) シネマ尾道にて先行公開
2021年7月22日(木・祝) 横川シネマにて公開
全国順次公開
1970年代、真夏の尾道。22歳の晃は大学の先輩である吉岡を連れて帰郷する。晃は好意を抱く吉岡のために実家を提供し、夏休みを共に過ごそうと提案をしたのだった。先輩を退屈させないために晃は女の子を誘って遊びに出かけることを思いつく。幼馴染の文江に誰か暇な女子を見つけてくれと依頼して、少し変わった性格のみーこが加わり、4人でつるむようになる。 やがて吉岡は、みーこへの眼差しを熱くしていき、晃を悩ませるようになるが……
2021年7月17日(土) シネマ尾道にて先行公開
2021年7月22日(木・祝) 横川シネマにて公開
全国順次公開
■映画「逆光」に寄せて
映画であり純文学である
あの伝説の脚本家である渡辺あやさんが広島 蔦屋書店に来てくださるというのを聞いたのは、ライターの清水さんからの連絡でした。ワンダーウォールを見直して、ドキドキしながらお会いすると、なんとそこにはワンダーウォールで主演をされていた須藤蓮さんが!お話を聞いてみると、お二人で自主制作映画を作られたとのこと、試写会にもご招待頂いたのでその作品を見せてもらったのが逆光との出会いでした。
映画を見ている間、その世界に完全に引き込まれてしまった。多くを語らない絶妙なセリフ、それに対して映像と音楽は多くのことを語っていた。まさに、文章の行間を読み、その語られない空白にこそ多くを語らせる純文学作品と同じような構造をそこに感じた。粘りつくような湿度感のある画面に配された光と陰は淫靡さを醸し出す。ああ、これこそが文学であり映画なのだ。
広島 蔦屋書店 文学コンシェルジュ
江藤宏樹
この時世において光を放つ類い稀な作品「逆光」を大切にしたい
約2年前、京都の書店「誠光社」のフェアを展開していました。誠光社発刊の『ワンダーウォール』写真集も並んでいたことを渡辺あやさんが覚えていてくださり、今回のプロモーションでのご縁となりました。「ワンダーウォール」は、廃寮の危機に瀕した学生寮を舞台に大学側と寮生側との対立を描いた秀逸な地域ドラマで、脚本渡辺あや、監督・主演須藤蓮、というお二人の出会いの作品であり、その時のパッションは「逆光」へ引き継がれているように思います。そしてそんな眩しい程のパッションに誰もが魅せられていくのです。 広島(尾道)発映画「逆光」の応援に携わることができてとても光栄です。本当にこの無邪気な若者が作ったのかと思う程に優艶な作品です。広島中の人にぜひご覧になることをお勧めします。
広島 蔦屋書店 食コンシェルジュ
河賀由記子
千光寺ロープウェイから映画は始まる。この映画が尾道を舞台としていることを告げるオープニング。何度もなく訪れた尾道が、一度も訪れたことのない尾道に見えてくる。夏の陽光とそれに照らし出される鮮やかな色。それは亜熱帯を思わせる色彩感覚。一方で日本家屋の暗がり、夜の黒の美しさ。映画でしか体験できない瞬間が立ち顕れる。目を、そして、耳をこらしてスクリーンと向き合ってほしい。「尾道」を撮るということに軽やかに向き合った須藤蓮監督の傑作。瀬戸内海にも波は立つ!
広島 蔦屋書店 店長
丑番眞二
【広島 蔦屋書店】映画「逆光」公開記念 キックオフトークイベント
〜主演・監督 須藤蓮 × 企画・脚本 渡辺あや〜
日時/7月10日(土)17:00 - 19:00
須藤蓮さん初監督作品、映画「逆光」2021年7月17日の公開を記念して、脚本家の渡辺あやさんとのトークショーを開催いたします。
トークイベント詳細はこちら
- 期間 7月3日(土) - 8月23日(月)
- 場所 蔦屋書店2号館1F