【広島 蔦屋書店】冬の森
フェア・展示
1号館1F ギャラリー 2023年11月28日(火) - 01月08日(月)
寒い冬のある日、森の中で帽子をかぶった白いウサギを見つけた。
ピョンピョンと森の奥へと跳ねて行くウサギを追いかけていると、この森で一番大きいモミの木のあたりで見失った。辺りを見回していると、どこからともなく音や甘い香りがしてきて、気がつくと目の前に人や動物が集う不思議なマーケットが広がっていた。
ピョンピョンと森の奥へと跳ねて行くウサギを追いかけていると、この森で一番大きいモミの木のあたりで見失った。辺りを見回していると、どこからともなく音や甘い香りがしてきて、気がつくと目の前に人や動物が集う不思議なマーケットが広がっていた。
トランプをしているネコやお菓子を売るクマ、珍しいキノコを探す人や、どこかの国の歌を歌っている人もいた。そう、どこか分からない国の森で、それぞれ好きなことをしているみたいだった。
赤い服を着たネコにお茶に誘われて、紅茶とジンジャーマンクッキーをいただいた。ネコは100歳の魔猫の話や、鼻が青いトナカイの話を聞かせてくれた。
いつの間にか隣に帽子をかぶった白いウサギがいて、白い手袋をくれた。雪が降りはじめていた。冷たくなっていた手に着けると、とてもやわらかくて胸の奥からじーんと温まり、そっと目を閉じた。
ベットで目が覚めた。
雪が降っていたけど、にぎりしめていた白い手袋を着けて外へ出た。いつもの冬の森で「Merry Christmas」とつぶやいた。
雪が降っていたけど、にぎりしめていた白い手袋を着けて外へ出た。いつもの冬の森で「Merry Christmas」とつぶやいた。
広島 蔦屋書店では広島で活躍する作家石田敦子さんのフェアを開催します。「冬の森」に現れる不思議な動物達の人形や、石田さんセレクトの雑貨やお菓子で賑わいます。ぜひこの機会にお越しください。
【お取り扱いブランド】
【プロフィール】
石田敦子(いしだあつこ)
造形作家
1976年生まれ、広島市在住 広島大学総合科学部卒業、同大学院中退 2001年より、絵、カゴの制作発表を始め、 イラストの仕事、絵・カゴ・バッグの制作、展示発表を続けている 中区猫屋町にて月に一度オープンするアトリエasumemo(アスメモ)を構える 好きなものは猫と音楽
1976年生まれ、広島市在住 広島大学総合科学部卒業、同大学院中退 2001年より、絵、カゴの制作発表を始め、 イラストの仕事、絵・カゴ・バッグの制作、展示発表を続けている 中区猫屋町にて月に一度オープンするアトリエasumemo(アスメモ)を構える 好きなものは猫と音楽
- 期間 11月28日(火) - 2024年1月8日(月)
- 時間 10:00 - 21:00
- 場所 1号館1F ギャラリー