【広島 蔦屋書店】ヌキ本
フェア・展示
2号館1F アート平台 2022年08月02日(火) - 09月30日(金)
「ヌキ本」という文字を見てどういう本だと思うだろうか。
ヌキにもいろいろあると思うが、何を一体どうヌクんだろうとソワソワしながら作品ページを初めて見た時、あまにもかわいくて実際見てみたくてすぐ連絡してしまった。そして今回「ヌキ本」の展示販売を開催できることになったのだ!「ヌキ本」、それは雑誌や書籍のロゴやイラストを切りヌキ、作品にしたものなのだがなぜそんなことを?またどのようにして製作しているのかは以下をご一読いただきたい。
ヌキにもいろいろあると思うが、何を一体どうヌクんだろうとソワソワしながら作品ページを初めて見た時、あまにもかわいくて実際見てみたくてすぐ連絡してしまった。そして今回「ヌキ本」の展示販売を開催できることになったのだ!「ヌキ本」、それは雑誌や書籍のロゴやイラストを切りヌキ、作品にしたものなのだがなぜそんなことを?またどのようにして製作しているのかは以下をご一読いただきたい。
【作家ステートメント】
本の表紙のロゴやイラストのアウトラインをなぞりながら、その本まるごと1冊を切りヌイた「ヌキ本」。1枚1枚手作業でカッターで切りヌキ、再度無線綴じ製本しています。
本の表紙のロゴやイラストのアウトラインをなぞりながら、その本まるごと1冊を切りヌイた「ヌキ本」。1枚1枚手作業でカッターで切りヌキ、再度無線綴じ製本しています。
制作のきっかけは、厚めの雑誌を好きなように加工し、その雑誌に新たな意味をもたせる「変身本」をつくるワークショップに参加したこと。45分という限られた時間のなか作り出したのが、漫画雑誌「スピリッツ」のロゴの「ス」のかたちでひたすら切りヌイて本を貫通させたものでした。なぜそれを思いついたのか謎ですが、そのとき有機的なロゴが“本”という形態で立体になった見え方に面白さを感じてさらに追求してみたくなったのです。
本は基本矩形でありロゴやイラストは平面で見ることが多いですが、ヌキ本はその両方を逸脱し、新たな本のあり方を実験的に制作しています。といっても私の作業は素敵なロゴを拝借してひたすら切りヌくだけ。作品をつくっているようでつくっていないし、つくっていないようでつくっている…。
古本屋におそらく長いこといたであろう安い本を、お宝を探し出すみたいに見つけて、そこにひと工程加えて再構成しています。
古本屋におそらく長いこといたであろう安い本を、お宝を探し出すみたいに見つけて、そこにひと工程加えて再構成しています。
本のようでもあり彫刻のようでもある不思議な物体に変身した「ヌキ本」をぜひ手にとって見ていただけたらうれしいです。
【プロフィール】
ヌキ本 nukibon
1988年長野県生まれ
東京を拠点に活動中
ヌキ本 nukibon
1988年長野県生まれ
東京を拠点に活動中
※一部作品は展示のみ(販売不可)となっておりますのでご了承ください。
- 期間 8月2日(火) - 9月30日(金)
- 場所 2号館1F アート平台