【イベントレポート】広島 蔦屋書店 リトルプレス博
広島 蔦屋書店 文学コンシェルジュ
リトルプレス博実行委員 江藤宏樹
広島 蔦屋書店にて11月28日(日)11時~17時、スクエアギャラリーで開催された「広島 蔦屋書店 リトルプレス博」のイベントについてレポートさせてもらいます。
まず、このイベントはどのようなものかを説明します。
リトルプレスとは、個人または数人で作られている雑誌で、制作から流通まで製作者が自ら行うもの。と言われています。
個人が自分の好きなものについてひたすら語ったり紹介したりするのが面白いところで、例えば、エアコンの室外機の写真だけを集めたリトルプレス、崎陽軒のシウマイ弁当の食べ方だけを解説したもの、昭和の面影が残るレトロなスポットの写真集、などなど、とてもニッチでディープな世界を掘り下げているものが多くあります。
リトルプレスとは、個人または数人で作られている雑誌で、制作から流通まで製作者が自ら行うもの。と言われています。
個人が自分の好きなものについてひたすら語ったり紹介したりするのが面白いところで、例えば、エアコンの室外機の写真だけを集めたリトルプレス、崎陽軒のシウマイ弁当の食べ方だけを解説したもの、昭和の面影が残るレトロなスポットの写真集、などなど、とてもニッチでディープな世界を掘り下げているものが多くあります。
今回のリトルプレス博は、リトルプレス製作者さんに広島 蔦屋書店に集合していただいて、直接製作者さんがお客様に販売出来る場を提供するために開催いたしました。
今回のリトルプレス博への出店は14店、他にパン屋さんとコーヒー屋さんも出店してくださってイベントを盛り上げてくださいました。
イベントに来てくださったお客様は一日を通して約1800人、売れたリトルプレスは約530冊と一日通して賑わいが途切れない大盛り上がりのイベントとなりました。
今回のリトルプレス博への出店は14店、他にパン屋さんとコーヒー屋さんも出店してくださってイベントを盛り上げてくださいました。
イベントに来てくださったお客様は一日を通して約1800人、売れたリトルプレスは約530冊と一日通して賑わいが途切れない大盛り上がりのイベントとなりました。
今回は、14の製作者さんのブースでのリトルプレス即売会を通して、製作者さんとお客様が直接交流できたのも特徴だったのですが、もう一つの目玉は、全制作者さんによるリレートークでした。
面白いリトルプレス製作者の皆様は、そのお話もまた面白いはず、という私たち主催者の見立て通り、大盛りあがりの楽しいトークが途切れませんでした。
面白いリトルプレス製作者の皆様は、そのお話もまた面白いはず、という私たち主催者の見立て通り、大盛りあがりの楽しいトークが途切れませんでした。
ではここで、今回のリトルプレス博に出店していただいた出店者様のお名前と制作されているリトルプレスのなかのそれぞれ1冊をご紹介します。
奥川純一『wrapping paper』・小幡明『Papel Soluna』・しおまち書房『心の声』・シカク『シカクはこうしてこうなった』・せいかつ編集室『みずごころ』・食べ方学会『食べ方図説』・ナンセンスダンス『勝手に踊ってろ』・君はまだ十日市を知らない『君はまだ十日市を知らない』・広島銭湯部『広島銭湯』・ホンダノホンダナ『ホンダノホンダナ』・みんなでつくる中国山地『みんなでつくる中国山地』・ムサシノ工務店『昭和街道』・わたのはらさゆ『球場という名の劇場』・広島 蔦屋書店『リトルプレス博ZINE』
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それでは、ここからはイベント当日の様子のレポートです。
当日は11時開場だったのですが、10時ぐらいには各出店者様のブースも準備が整ってきていて早くも様子を見に来てくださるお客様もちらほら。
ふらりと通りかかったお客様も、何を売っているのだろうかと興味しんしんの様子でした。
開場となる11時には、リトルプレス博の開催を知って来られたお客様が集まってきて期待が高まった状態でリトルプレス博はスタートしました。
ふらりと通りかかったお客様も、何を売っているのだろうかと興味しんしんの様子でした。
開場となる11時には、リトルプレス博の開催を知って来られたお客様が集まってきて期待が高まった状態でリトルプレス博はスタートしました。
各ブースでは、リトルプレス製作者のみなさまが自らのリトルプレスを熱く説明している姿が見られ、会場は熱気に包まれていました。
お昼からは、リトルプレス製作者のみなさまによるリレートークです。
持ち時間15分の中で、どんな思いでリトルプレスを作っているのか、どんな苦労があるのか、作ってよかったこと、楽しかったこと、などなど、製作者のみなさまの熱のこもったトークが会場を盛り上げました。
持ち時間15分の中で、どんな思いでリトルプレスを作っているのか、どんな苦労があるのか、作ってよかったこと、楽しかったこと、などなど、製作者のみなさまの熱のこもったトークが会場を盛り上げました。
リトルプレスを作られている方は、みなさん思いを持った人ばかりですし、好きなものをリトルプレスという形にできる人たちなので、プレゼン能力が高い人ばかり。お話も面白く、お客様はもちろん他の出店者のみなさまもみんな楽しそうにお話を聞いていました。
中でも、崎陽軒のシウマイ弁当をどんな順番で食べるかを詳細に分析したリトルプレスを作った製作者さんのお話がとにかく面白くて、その日一番の盛り上がりで開場が一体になるほどでした。
お客様からは「普段出会うことのないリトルプレスとこのように出会える機会を作ってもらってありがとうございます。」という感謝の声や「初めて知ったのですが、こんなに楽しい出版物があったんですね!」という驚き「トークがすごく面白かった!」という声など寄せられました。
リトルプレス製作者のみなさまからも「いつものコミケや文学フリマとは全然違う客層のお客様に出会えてすごく新鮮だった。」「こんなにたくさん売れるなんて驚いた。」「出店者全員がトークをしたのがとてもおもしろかった」「他の製作者のお話がこんなに聞けたのは今までになかった。」「ぜひこれからもこのイベントを続けて欲しい、第2回第3回と回を重ねて大きくして欲しい」とのリクエストも頂きました。
今回のリトルプレス博は、こんなにも面白い出版物があるのに書店ではあまり扱われておらず一部のファンの間でしか楽しまれていない、という現状があまりにももったいない。もっとたくさんの人にリトルプレスの面白さを知ってほしい。お客様にはリトルプレスの製作者様と直接交流して、その面白さを知ってもらって、できればリトルプレスを作る側にもまわって欲しい。広島のリトルプレスシーンをもっと盛り上げたい。という思いから立ち上げた企画でした。
リトルプレス博に来て購入してくださったお客様の中に、次なるリトルプレス製作者が居たのかどうかはわかりませんが、少なくとも、リトルプレスという文化の面白さや奥深さ、そして作っている人たちがどれだけ楽しそうにやっているかということ、これは間違いなく伝わったと思います。
リトルプレス博に来て購入してくださったお客様の中に、次なるリトルプレス製作者が居たのかどうかはわかりませんが、少なくとも、リトルプレスという文化の面白さや奥深さ、そして作っている人たちがどれだけ楽しそうにやっているかということ、これは間違いなく伝わったと思います。
リトルプレス博にご来場頂きましたみなさま、リトルプレス製作者のみなさま、本当にありがとうございました。
大好評で大成功だったこのイベント、今回どうしても参加出来なかったみなさまもご安心ください。また必ず第2回を開催致します。
またその時にお会いしましょう!