全国の鉱物愛好家たちの注目を集め、あっという間に完売となった、たくさんのふしぎ『石は元素の案内人』。その著者である田中陵二さんによる、『光る石 北海道石』がこの度刊行されました。

石が好きな子どもたちは、いつかは自分の手で、新しい石、新鉱物をみつけてみたいと願うものだそうです。では、どんな人がどんな風に新鉱物をみつけるのか？ 石の名前はどんな風につけるのか？ 『光る石 北海道石』は、そんな疑問に応える本ができたらと、石との出合いから描く新鉱物の発見譚です。 その石は、紫外線ライトを当てると美しく光る、とてもめずらしい石でした。

この度、『光る石 北海道石』の刊行を記念して、田中陵二さんと、国立科学博物館の研究員である門馬綱一さんをお招きしてトークイベントを開催します！
千葉石の発見者でもある門馬さん、そして田中さんという、石を愛するお2人に、鉱物の魅力・新鉱物の発見について語り明かしていただきます。

さらに当日は、新鉱物・北海道石の実物を特別に展示します。美しく光る様子を直にご覧いただける、またとない機会です！
たくさんのご参加を、お待ちしております。

※こちらのイベントはオンライン配信をいたしますが、アーカイブ配信はありません。ご了承ください。
 
イベント参加方法や注意事項など、最新情報はヘルプページよりご確認ください。
▶https://en.store.tsite.jp/daikanyama/news/t-site/29174-1442420929.html

【プロフィール】
田中 陵二 (たなか・りょうじ)
1973年、群馬県生まれ。東海大学理学部化学科客員教授。(公益財団法人)相模中央化学研究所主任研究員。群馬大学大学院工学研究科博士後期課程修了。科学技術振興機構研究員などを経て現職。専門は有機・無機ケイ素化学、結晶学および鉱物学。マクロ科学写真の撮影もおこなう。共著に『よくわかる元素図鑑』(PHP研究所)、『超拡大で虫と植物と鉱物を撮る』(文一総合出版)、監修に『GEMS 美しき宝石と鉱物の世界』(東京書籍株式会社)などがある。2013年より月刊誌『現代化学』(東京化学同人)にて「結晶美術館」を連載中。 たくさんのふしぎは、『石は元素の案内人』(たくさんのふしぎ傑作集)、『いろいろ色のはじまり』(2023年10月号)に続き３作目。

門馬 綱一 (もんま・こういち)
1980年生まれ。国立科学博物館研究主幹。2009年東北大学大学院地学専攻を修了。 千葉石、房総石などの新鉱物を発見。主な著書・監修書に「図説 鉱物の博物学(秀和システム、共著)」「 起源がわかる 宝石大全(ナツメ社、共著)」「小学館の図鑑NEO ［新版］岩石・鉱物・化石 (小学館、一部監修)」など。あさイチ(NHK)、クレイジージャーニー(TBS)などのTVにも出演。