【フェア】TENSOKU -Insect preparation発売記念イベント「昆虫展足の世界へ」

人文
蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア 2025年01月18日(土) - 03月10日(月)
展足は標本のデザインだ!

無数の針を駆使して昆虫標本を美しくポージングする技術、「展足(てんそく)」の芸術性に焦点を当てた、世界初のヴィジュアルブックが登場しました。展足はもともと研究用に標本を見やすく整えるための技術でしたが、日本ではディテールへの強いこだわりを持つコレクターたちの手によって「美しく魅せる」ための技法へと独自の進化を遂げ、他国にはない特異な発展を見せています。

そんな日本独自の「展足技術」の魅力を、気鋭の標本作家・福井敬貴氏の作品を通じて余すところなく紹介した書籍「昆虫展足の世界 TENSOKU -Insect preparation」の発売を記念したイベントを開催。

グラフィックデザイナー・佐藤卓氏から寄せられた帯コメント、「展足は標本のデザインだ!」が示す通り、無数の針で昆虫の姿を「描く」この技法は、もはや科学を超えたアート。標本製作の技術と芸術が織りなす新たな美の世界を発見できる一冊に仕上がっています。

また、巻末には、その展足技法についての解説のほか、日本では非常に珍しい昆虫標本史の研究者・小林一秀氏が「展足文化がどのように生まれ発展してきたのか」についてまとめた歴史記事もあります。

会場には、本と合わせて、著者の福井氏が制作した美しい昆虫標本の展示・販売も行われます。
ぜひお越しください。

【プロフィール】
福井敬貴 (ふくい・けいき)
多摩美術大学で彫刻を学び、昆虫をテーマにしたアート作品を発表している標本作家。その展足技術は研究者からの信頼も厚い。昆虫関係の書籍やイベントへの協力、監修造形物も多数。共著書に「とんでもない昆虫」(幻冬舎)、「世界で1番美しい甲虫図鑑」(誠文堂新光社)など。

STRAIGHT (すとれいと)
自然科学の驚異的な魅力を余すところなく引き出し、デザインやプロダクトとして表現するクリエイティブプロダクション。生物学者エドワード・O・ウィルソンが提唱した、人間が本能的に自然とのつながりを求める衝動を持つことを示唆する「バイオフィリア(Biophilia)」の概念のもと、自然界に潜む美しさや多様性を、人々の「バイオフィリックな衝動」に響くヴィジュアルブックとして具現化することを目指している。
www.straight-collective.com
  • 会期 2025年1月18日(土)~2025年3月10日(月)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 福井敬貴、STRAIGHT
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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