【イベント&オンライン配信(Zoom)】『コロナ禍と出会い直す――不要不急の人類学ノート』(柏書房)刊行記念 磯野真穂×中島岳志トークイベント「出会い直しってなんですか?~人間の生をめぐる人類学者と政治学者の対話」

人文
蔦屋書店3号館 2階 イベントスペース/ZOOM配信 2024年 06月27日(木)
※諸事情により、中島岳志さんはオンラインでの登壇に変更になりました。
 
人類学者・磯野真穂さんによる待望の単著『コロナ禍と出会い直す――不要不急の人類学ノート』が5月に刊行されます。

2020年冬にやってきた新型コロナウイルス感染症。その突然の「出会い」に驚いた私たちは困惑し、社会は恐れと怒りに包まれました。あれからすでに4年が経過します。5類感染症移行からはちょうど1年です。もはや(早くも?)当時の記憶が薄れつつある、という方も多いのではないでしょうか。なぜ、いま、コロナなのか、と。

しかし、最後のお別れすら許さない病院、火葬すら立ち会わせない予防策、至る所に設けられたアクリル板、炎天下でも外せないマスク――あの異様な光景を問い直さないまま、私たちは前に進んでいけるのでしょうか。「大切な命」というフレーズのもとに積み重ねられた多様で大量の感染対策が、もとから脆弱であった人々の命を砕いたことを、簡単に忘れてよいのでしょうか。

過去に出会った人や出来事の異なる側面を発見することを通じ、それらとの関係を新たに編み直すこと――磯野さんは「出会い直し」をそのように定義づけます。今回のイベントでは、未来のいのちのために、あるいは人間の生を平坦化してしまわないために、「コロナ禍と出会い直す」ための対話を積み上げたいと思います。

お招きするのは、コロナ禍においても精力的に社会に向けて発信をされていた政治学者・中島岳志さん。コロナ禍は私たちの死生観をどう変えたのか(変えなかったのか)、政治家や医療専門家たちは「いのち」や「ことば」を大切にできていたのか、あるいはこの日本社会で「利他」は機能したのか。おふたりで、あの日々を振り返っていただきます。


 

このイベントはオフライン(代官山 蔦屋書店内)とオンライン同時開催イベントです。
お申し込み時に、来店参加orオンライン参加のいずれかをお選び頂き、ご参加下さい。


【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Event Manager」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。

【対象商品】
来店参加…65名様
・イベント [来店参加] 券(2,000円/税込)
・書籍『コロナ禍と出会い直す』(柏書房・1,980円/税込)+イベント [来店参加] 券(1,500円/税込) )+送料(500円/税込)セット 3,980円(税込)
※『コロナ禍と出会い直す』は2024年5月23日(木)に入荷予定です。入荷後に配送いたします。当日はイベント終了後にサイン会を予定していますので、ご希望の方は発送済みの書籍をご持参ください。
・イベント [学割来店参加] 券(1,800円/税込)
※当日受付に学生証をご提示ください。

オンライン視聴参加…400名様
・イベント [オンライン参加] 券(1,500円/税込)
・書籍『コロナ禍と出会い直す』(柏書房・1,980円/税込)+イベント [オンライン参加] 券(1,000円/税込)+送料(500円/税込) セット 3,480円(税込)
※『コロナ禍と出会い直す』は2024年5月23日(木)に入荷予定です。入荷後に配送いたします。
※Event Manegerで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。

 
(Event Manegerへ遷移します)
受付締め切り: 2024年6月27日(木) 19:00まで


【オンラインイベント アーカイブ配信のお知らせ】
本オンラインイベントにお申込みのお客様は、イベント終了後、一定期間イベントのアーカイブ配信をご視聴頂けます。
日時にご都合がつかない場合や、もう一度見たい場合などにご利用ください。
なお、イベント終了後は、アーカイブ配信のみの販売等はございませんのでご注意ください。
アーカイブ配信視聴方法につきましては、準備ができ次第、対象商品をご購入のお客様あてにメッセージをお送りさせていただきます。


イベント参加方法や注意事項など、最新情報はヘルプページよりご確認ください。
https://en.store.tsite.jp/daikanyama/news/t-site/29174-1442420929.html




【プロフィール】
磯野 真穂 (いその・まほ)
人類学者。専門は文化人類学、医療人類学。2010年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より在野の研究者として活動。2024年より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。一般社団法人De-Silo理事。応用人類学研究所・ANTHRO所長。著書に『なぜふつうに食べられないのか――拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマー新書)、『他者と生きる――リスク・病い・死をめぐる人類学』(集英社新書)、宮野真生子との共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。

中島 岳志 (なかじま・たけし)
1975年、大阪生まれ。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科でインド政治を研究し、2002年に『ヒンドゥー・ナショナリズム』(中公新書ラクレ)を出版。また、近代における日本とアジアの関わりを研究し、2005年『中村屋のボース』(白水社)を出版。大仏次郎論壇賞、アジア太平洋賞大賞を受賞する。学術博士(地域研究)。
著書に『ナショナリズムと宗教』(春風社)、『パール判事』(白水社)、『秋葉原事件』(朝日新聞出版)、『「リベラル保守」宣言』(新潮社)、『血盟団事件』(文藝春秋)、『岩波茂雄』(岩波書店)、『アジア主義』(潮出版)、『下中彌三郎』(平凡社)、『親鸞と日本主義』(新潮選書)、『保守と立憲』(スタンドブックス)、『超国家主義』(筑摩書房)、『思いがけず利他』(ミシマ社)などがある。
北海道大学大学院法学研究科准教授を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
  • 会期 2024年6月27日(木)
  • 定員 Event Manager 購入ページ参照
  • 時間 19:00~20:30(15分前より入場/接続可能です)
  • 場所 蔦屋書店3号館 2階 イベントスペース/ZOOM配信
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 柏書房
  • 問い合わせ先 daikanyama.tsutayabooks.onlineevent@ccc.co.jp

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