【イベント&オンライン配信(Zoom)】『アンダイング』(里山社)刊行記念 西山敦子×安本志帆×清田麻衣子トークイベント「乳がんを[書く/語る]ことをめぐる対話 〜ただし闘病記ではなく〜」
人文
蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース/ZOOM配信 2023年 07月19日(水)
41歳でトリプルネガティブ乳がんになった詩人である著者、アン・ボイヤーの『アンダイング』は、闘病記ではない。
乳がんで亡くなった女性作家の歩みを辿りながら米国の資本主義医療の欺瞞を問い、乳がんを書くこと、語ることの「難しさ」について綴ったエッセイです。
多くの人の人生において旺盛な活動期に発覚することが多い乳がん。このジェンダー化した病が、いかに「書く・語る」ことができ、そしてなぜ「書けない・語れない」のか。乳がん経験の有無にかかわらず、その「語りにくさとは何か」についてを考えることは、中年を越え、心身に固有な課題を抱え始めた女性たちが「私と身体と社会」を考える時間となるはずです。
登壇者、西山敦子は翻訳業の傍ら、静岡県三島市でオルタナティブ・スペース「CRY IN PUBLIC」を共同運営。本書を出版、編集した清田麻衣子は、一人出版社「里山社」を設立。
ジェンダー、人種、地方社会など「周縁」から眼差す本を作る。安本志帆は、幼稚園教諭の傍ら、こども哲学をはじめとする哲学プラクティスの実践をおこなっている。
清田が本書を準備中、安本が主催した乳がん経験をめぐる対話に参加。
それぞれ40代女性で、独自の活動を続ける3人が、社会化された「乳がん」をともに考え、病と女性について語ります。
前半は3人のトーク、その後安本さんの進行で参加者の皆さんとの対話の時間も設ける予定です。
オンラインでご参加のお客様には、Q&Aやチャットでのお書込みでご参加頂ければ幸いです。
このイベントはオフライン(代官山 蔦屋書店内)とオンライン同時開催イベントです。
お申し込み時に、来店参加orオンライン参加のいずれかをお選び頂き、ご参加下さい。
【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Event Manager」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
【対象商品】
■来店参加…30名様
・イベント [来店参加] 券(1,100円/税込)
・書籍『アンダイング』(里山社・3,080円/税込)+イベント [来店参加] 券(1,100円/税込)セット 4,180円(税込)
■オンライン視聴参加…30名様
・イベント [オンライン参加] 券(1,100円/税込)
・書籍『アンダイング』(里山社・3,080円/税込)+イベント [オンライン参加] 券(1,100円/税込)+送料(500円/税込) セット 4,680円(税込)
※『アンダイング』は2023年7月7日(金)に入荷予定です。入荷後に配送いたします。
※Event Manegerで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。
(Event Manegerへ遷移します)
受付締め切り: 2023年7月19日(水) 19:00まで
受付締め切り: 2023年7月19日(水) 19:00まで
【オンラインイベント アーカイブ配信のお知らせ】
本オンラインイベントにお申込みのお客様は、イベント終了後、前半のトーク部分についてのみ一定期間イベントのアーカイブ配信をご視聴頂けます。
日時にご都合がつかない場合や、もう一度見たい場合などにご利用ください。
なお、イベント終了後は、アーカイブ配信のみの販売等はございませんのでご注意ください。
アーカイブ配信視聴方法につきましては、準備ができ次第、対象商品をご購入のお客様あてにメッセージをお送りさせていただきます。
イベント参加方法や注意事項など、最新情報はヘルプページよりご確認ください。
▶https://en.store.tsite.jp/daikanyama/news/t-site/29174-1442420929.html
【プロフィール】
西山 敦子 (にしやま・あつこ)
1978 年生まれ。翻訳者。静岡県三島市で「詩を持ち寄る日」「手を動かす日」などの集まりを開催するオルタナティブスペースCRY IN PUBLIC を共同運営し、2018 年、みずから主宰する出版レーベルC.I.P Books より、ケイト・ザンブレノ著『ヒロインズ』を翻訳、刊行。その他訳書に『ヴァレンシア・ストリート』(太田出版)、映画字幕翻訳に『ザ・フューチャー』(ミランダ・ジュライ監督)など。オードリ・ロードの著作集とブラックフェミニスト集団コンバヒーリバー・コレクティヴ関連書の翻訳出版を予定する「Political Feelings Collective」のメンバーでもある。
安本 志帆 (やすもと・しほ)
現役の私立幼稚園教諭、哲学プラクティス実践者、対話コーディネーター。社会活動として、カフェフィロ/こども哲学おとな哲学アーダコーダ/日本科学振興協会(JAAS)/未来の体育を構想するプロジェクトに参画。対話実践を軸に、主権者教育・人権教育の場づくりをおこなうと共に社会的なマイノリティの人達との対話の場をデザインしている。共著書『こどもと大人のてつがくじかん』(LAND SCHAFT)
清田 麻衣子 (きよた・まいこ)
1977年生まれ。編集者。出版社勤務を経て2012年、一人で出版社「里山社」設立。手がけた書籍に、夭折したノンフィクション作家、井田真木子の著作を復刊した『井田真木子著作撰集』、ドキュメンタリー映画監督佐藤真のアンソロジー『日常と不在を見つめて』、それぞれ固有な病の当事者と介護者13人が只中の日々と読んだ本について綴るエッセイアンソロジー『病と障害と、傍らにあった本。』、伴侶を亡くし、90歳で始めた新聞ちぎり絵で才能が開花した木村セツの聞き書き作品集『90歳セツの新聞ちぎり絵』シリーズなど。
- 会期 2023年7月19日(水)
- 定員 Event Manager 購入ページ参照
- 時間 19:00~20:30(15分前より入場/接続可能です)
- 場所 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース/ZOOM配信
- 主催 代官山 蔦屋書店
- 共催・協力 里山社
- 問い合わせ先 daikanyama.tsutayabooks.onlineevent@ccc.co.jp