【フェア】松村圭一郎さん『小さき者たちの』刊行記念 「小さき者たち」から世界を考える ~私たちが知らなかった日本のこと、自分たちのこと~

人文
蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア 2023年02月01日(水) - 02月19日(日)
太文字の歴史ではなく「小さき者たちの」姿、声、ことばにふれることで、自分たちの立っている足元について深め、あらたな「私たち」に出会う。文化人類学者松村圭一郎さんの『小さき者たちの』(ミシマ社)の刊行を記念して、ミシマ社営業さんと一緒に「小さき者たち」につながる本を集めました。

松村圭一郎『小さき者たちの』(ミシマ社)
私は日本のことを、
自分たちのことを何も知らなかった。(「おわりに」より)

水俣、天草、須恵村…
故郷・熊本の暮らしの記録を初めて解く。
現代の歪みの根源を映し出す、
今を生きる人たち必読の生活誌。

世界を動かしてきたのは、
いつも、小さき者たちだった。
はたらく、まじわる、くに…
消されてしまっていた声を拾い、
紡いだ、渾身の二一編。

気鋭の人類学者の新たな代表作

本書では、私が生まれ育った九州・熊本でふつうの人びとが経験してきた歴史を掘り下げようとした。とくに私が地元でありながらも目を背けてきた水俣に関するテキストを中心に読みこみ、自分がどんな土地で生を受けたのか、学ぼうとした。そこには日本という近代国家が民の暮らしに何をもたらしてきたのか、はっきりと刻まれていた。(「はじめに」より)


【プロフィール】
松村 圭一郎 (まつむら・けいいちろう)
1975年熊本生まれ。岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『うしろめたさの人類学』(第七二回毎日出版文化賞特別賞)、『くらしのアナキズム』(以上、ミシマ社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『これからの大学』(春秋社)など、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)。
  • 会期 2023年2月1日(水)~2023年2月19日(日)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 ミシマ社
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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