梅田 蔦屋書店のコンシェルジュたち 久住[雑誌]
※こちらのインタビューは2020年の5周年企画として行われたものです
私と雑誌、私と梅田 蔦屋書店
私にとって雑誌は、新しい発見が詰まった、生活になくてはならない存在です。憧れのアーティストや感動した作品、お気に入りのブランド。幼い頃から、雑誌をきっかけに新しい出会いがたくさんありました。
編集者の方の「想い」がプラスされている雑誌だからこそ、情報だけではなく、私たちの感性を刺激し、ワクワクする気持ちも一緒に届けてくれるのだと思います。
蔦屋書店はライフスタイルを提案しています。そして梅田 蔦屋書店は、マガジンストリートと呼ばれる円形になっている売場が特徴です。
私はこの円形のマガジンストリートが大好きです。今まで以上に、梅田 蔦屋書店のマガジンストリートを、雑誌のように、新しい発見や出会いが生まれる素敵な場所にしたいと思っています。そのためにも、この場所から、毎日発売される雑誌たちをきっかけに、お客様の知的好奇心の扉を開くお手伝いが出来るよう、私自身も楽しみながら、企画をしていきたいと思います。
梅田 蔦屋書店の5年間
あっという間の5年間。
ドキドキしながらオープン準備をしていた日々が昨日のことのようです。
ドキドキしながらオープン準備をしていた日々が昨日のことのようです。
2013年、代官山 蔦屋書店に初めて訪れた時には、まさか2年後、自分が雑誌コンシェルジュとしてこのように働いているとは夢にも思いませんでした。
上手くいかないことも多々ありましたが、そんな時に私のヒントとなったのは、お客様の言葉や、一緒に働く仲間からのアドバイスでした。
5年経った今では、ありがたいことに売場で楽しくお話をさせて頂くお客様もたくさんいらっしゃいます。
思えば、たくさんの方に楽しんで頂いた『& Premium特別編集 映画が教えてくれること。』のフェアや関連イベントも、お客様との何気ない会話がきっかけで誕生した企画でした。
ただただ雑誌が大好きだっただけの私を「雑誌コンシェルジュ」として育てて下さったお客様と、協力して下さった出版社や企業の方々、そして一緒に働く仲間には感謝しかありません。
いつまでもオープン当時の初心の気持ちを忘れずに、お客様に楽しんで頂けるような提案を、今後もどんどん梅田 蔦屋書店のマガジンストリートから発信していきたいと思っています。
梅田 蔦屋書店を代表する一冊
書籍名:『& Premium特別編集 映画が教えてくれること。』
出版社:マガジンハウス
出版社:マガジンハウス
フラットシューズ、ミルクシェイクの飲み方…。雑誌で「映画」を扱うことは定番中の定番ですが、この特集では今まで見たことが無い、全く新しい切り口で映画を紹介しています。映画の魅力と同時に、雑誌の可能性も教えてくれる一冊。
まるで素晴らしい映画に出会えた時と同じような喜びを、感じて頂けると思います。
まるで素晴らしい映画に出会えた時と同じような喜びを、感じて頂けると思います。
私を代表する一冊
書籍名:『GINZA No.179「世界を着る!世界を食べる!」』
出版社:マガジンハウス
出版社:マガジンハウス
GINZAは、幼い頃は母親が購入していたこともあり、私にとって身近で、手放せない雑誌です。2012年に発売したこの号以降、ずっと購入し続けています。編集長の方も何度か代わり、テイストや時にはロゴが変化した時期もありましたが、どの時代のGINZAも魅力的で、ずっと感性を刺激し続けてくれる雑誌です。
コンシェルジュプロフィール
1989年生まれ。徳島県出身。大学を機に大阪に在住。小学校低学年の時に近所に大きな書店が出来て以降、約6年間、ほぼ毎日その書店に通うようになる。またファッション・映画・音楽・建築・デザイン等、気になることは全て雑誌から情報を得る中で、自然と雑誌や雑誌に掲載されている広告の面白さや魅力に惹かれ、夢中になる。大学ではメディア情報系を専攻し、卒業後は広告会社で勤務。そこでも雑誌からは離れられず、同僚や上司に自分で購入をした雑誌を紹介する日々を送る。当時、雑誌に掲載された写真の写真家を調べている中で、蔦屋書店や雑誌コンシェルジュの存在を知り、広告会社を退職。他の書店で勤務後、現在に至る。