【さとうのコラム】バルミューダのトースターとコーヒーショップ梨秋。
こんにちは!コンシェルジュのさとうです。
はじめましての方も、そうでない方も、このページに訪れてくださりありがとうございます。
何かのご縁でお目にかかれること、うれしいです。
まずはこの場所をはじめる前に、簡単に自己紹介をさせてください。
ここに来るまでいくつかの本屋でお世話になり、大阪・心斎橋のアセンス、そして同じく心斎橋のスタンダードブックストアを経て、現在に至ります。
今現在、梅田 蔦屋書店では『食』のコンシェルジュをしています。
コンシェルジュってなに?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、いわゆる担当、です。
食のエッセイやレシピ本、雑貨や家電も取り扱っている食フロアの担当、ということです。
この場所をはじめた理由は、いいなぁと思ったものをじっくり、ゆっくり伝えたいと思ったから。
以前から、なにかをおすすめするときは、まわりのもの、そこにある風景をお伝えすることもすごく大切なことだと思っていて、
そこから中心にあるものに向かって、少しでも目線を向けてもらえたらうれしい。そんな願いを込めて書いていきます。
ここでは、本はもちろん雑貨や家電、それにまつわる人、こと、もの、場所をご紹介出来ればいいなと思っています。
きっとひとつひとつの記事が長くなるんだろうなぁ、とぼんやり分かっていて、でも以前からそのやり方でいろんなものをおすすめしていたので、
これもコンシェルジュの個性のひとつとして、お茶を飲みながらでも読んでいただけると幸いです。
前置きが長くなりました。ではさっそく。
今回ご紹介するのはバルミューダのトースターです。
梅田 蔦屋書店でもその人気を少しずつ高め、いまでは食フロアの中でも人気商品となりました。
担当になった当時、実はバルミューダのトースターで焼いたパンを食べたことがありませんでした。
そんな中、昨年のコロナ禍でゆっくりすごせる場所を失い、近所の喫茶店に通うようになったのですが、
はじめてその喫茶店のトーストを食べた時、少し衝撃でした。
わぁ、おいしい…と素直に感動したのです。
何度か通い、中の厨房を覗いた時、そこにあったのはバルミューダのトースターでした。
ほんとうに偶然で、ただその時は「あ、バルミューダ!」と思いながらも、店主さんには話しかけられず、でもなぜかすごくうれしくなりました。
それから店頭でバルミューダについてお問い合わせをいただいたときは、このお話をするようになりました。
今回、実際に使用している所を喫茶店の店主さんに撮影させていただきました。
使用しているのはブラックとホワイト。前のモデルですね。
「記事にしてもらうなら素手ではあかんかなぁ。」と店主の村田さん。
焼き上がったトーストはバターの香りがふんわり。
ランチセットについてくるトーストです。
噛むとカリっと音がして、中はふわふわです。この食感がすごくすきなんです。
店主の村田さんは、トースターの開発秘話を読んで購入を決めたそうです。
バルミューダの公式HPにもある、ロッジで食べたチーズトーストのエピソードです。
この喫茶店はお友達4人でスタートし、当初は5年だけ、と期間を決め、5年を過ぎたところで2か月程閉め、
その後村田さんお1人で再開されたそうです。
コロナ禍のつらい状況のなか、いつも心を静かにさせてくれた、わたしにとって、とても大切な場所です。
外には庭があり、木が一本立っています。
この場所でたくさんの本を読みました。
ここで読んだ本も、また少し先にご紹介しますね。
家電を選ぶとき、いつもより大きな買い物なので、価格を比較したり、スペックを確認したり、
検討に検討を重ねて選ばれると思います。
その時、すこしでも、この記事を思い出していただけたら。
次回は、本のお話しを。
コーヒーショップ 梨秋。
〒570-8045 大阪府東大阪市本町5-3
最寄り駅 近鉄奈良線 瓢箪山駅から徒歩6分
1985年福岡生まれ大阪育ち。小学生の頃、図書室のブラックジャック、江戸川乱歩に夢中になり、外で活発に遊びながら本にも夢中になる。食べる事、手や頭を動かすことに興味があり調理の仕事へ。自然食や欧風料理の調理場を経験した後、子供の頃に助けてもらった本に携わる仕事がしてみたいと思い立つ。大阪・心斎橋の「アセンス(実用書担当)」、「スタンダードブックストア(文学・デザイン・アート・ファッション・カルチャー担当)」を経て同社へ。本に携わる中で、日々の作業を積み重ねていく事の意味、お客様に本を届けるために考え抜き、企画する事の難しさや楽しさ、それらが伝わる瞬間の喜びを知る。たった一冊でいいから、ずっと共に生きていける本と出会ってほしいという思いはもちろん、本屋には人とのかけがえのない出会いがあることを知る。本と人、二つの軸が、取り組んでいく全ての事に対する信念。大阪の本屋を盛り上げたいという志も、静かに燃やし続けている。