【六本松の6オシ!】2024年8月 VOL.6 文学担当者のオシ!『邪悪なる大蛇』/ピエール・ルメートル
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
■文学担当者のオシ!
『邪悪なる大蛇』
ピエール・ルメートル
-これが最後と公言した、鬼才ルメートルが初めて書いた小説にして最後のミステリー 必読です!-
夫に先立たれ独りで暮らしているマティルド、63歳、殺し屋。
戦中はレジスタンスの闘士として、戦後は凄腕の殺し屋として数多の仕事を請け負い完璧にこなしてきた。
そんな彼女の最近の異変に、戦中からの同志でエージェントでもあるアンリは気付く。どうやら彼女は認知症が進行しているらしい。
これまでになく過激な殺し方、依頼されてもいない殺人。マティルドの暴走は加速していくが、警察にも彼女の存在を捉えようとする人物が現れ、同志のアンリも彼女の暴走を止めようと動き始めるが…
戦中はレジスタンスの闘士として、戦後は凄腕の殺し屋として数多の仕事を請け負い完璧にこなしてきた。
そんな彼女の最近の異変に、戦中からの同志でエージェントでもあるアンリは気付く。どうやら彼女は認知症が進行しているらしい。
これまでになく過激な殺し方、依頼されてもいない殺人。マティルドの暴走は加速していくが、警察にも彼女の存在を捉えようとする人物が現れ、同志のアンリも彼女の暴走を止めようと動き始めるが…
残虐非道で最強の殺し屋の暴走をとめることはできるのか。
底意地が悪くて、救いがない、これぞノワール小説の真骨頂。胸にざらりとした余韻が残る後味最悪で、最高に魅惑的なミステリーです。
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