【六本松の6オシ!】2023年9月 VOL.2 旅担当者のオシ!『イラク水滸伝』 /高野 秀行
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
■旅担当者のオシ!
『イラク水滸伝』
高野 秀行
-ノンフィクション界の大谷翔平、高野秀行氏の新刊-
アメリカのメジャーリーグでは大谷翔平が前人未到の活躍をしている。
そして日本のノンフィクション界では高野秀行氏がまた、想像もつかない冒険をして私たちの心を奪う。
そして日本のノンフィクション界では高野秀行氏がまた、想像もつかない冒険をして私たちの心を奪う。
今回のテーマはイラク南部の未踏の地域「アフワール」という湿地帯だ。
世界最古の文明といわれるチグリス・ユーフラテス川流域にあるこの湿地帯で、文明発祥の時代から変わることなく生活してきた謎の湿地民・マアダンたちを調査する。
冒険の最終目的はマアダンの伝統的な船をつくって湿地帯を旅すること。
マアダンの実態もさることながら、軍隊も容易に入れずアウトローたちが跋扈してきた湿地帯世界へ、高野流のフィールドワーク方法で入り込むその手法は、「新規事業で成果を出す仕事術」的なビジネス書としても一級の価値ありなのである。
世界最古の文明といわれるチグリス・ユーフラテス川流域にあるこの湿地帯で、文明発祥の時代から変わることなく生活してきた謎の湿地民・マアダンたちを調査する。
冒険の最終目的はマアダンの伝統的な船をつくって湿地帯を旅すること。
マアダンの実態もさることながら、軍隊も容易に入れずアウトローたちが跋扈してきた湿地帯世界へ、高野流のフィールドワーク方法で入り込むその手法は、「新規事業で成果を出す仕事術」的なビジネス書としても一級の価値ありなのである。
高野氏の主義は「誰も行かないところへ行き、誰もやったことがないことをして、誰も書かない本を書く」こと。
誰もやらない(やれない)ことをやってのけるのは大谷翔平と同様なのである。ノンフィクション界のトップランナー待望の最新刊。お勧めです。
誰もやらない(やれない)ことをやってのけるのは大谷翔平と同様なのである。ノンフィクション界のトップランナー待望の最新刊。お勧めです。