【六本松の6オシ!】2023年7月 VOL.2 旅担当者のオシ!『トゥアレグ 自由への帰路』 /デコート 豊崎 アリサ
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
■旅担当者のオシ!
『トゥアレグ 自由への帰路』
デコート 豊崎 アリ
-砂漠の民も著者もすごいー
著者の言葉はほんものだ。
読みはじめたらそれがわかる。
読みはじめたらそれがわかる。
冒険家だったフランス人の父に「世界から本物が消える前に」と、子供のころから世界各地へ冒険へ連れていかれた著者。
そして大人になり東京での暮らしに消耗した彼女は、サハラ砂漠に出あう。
日本をはなれて砂漠の民トゥアレグの塩キャラバンに飛びこみ、掟や知恵を学びながら砂漠の過酷さと美しさを体得してゆく。
そして大人になり東京での暮らしに消耗した彼女は、サハラ砂漠に出あう。
日本をはなれて砂漠の民トゥアレグの塩キャラバンに飛びこみ、掟や知恵を学びながら砂漠の過酷さと美しさを体得してゆく。
気温50度の日陰のない世界を、1日16時間ラクダとともに数か月移動するトゥアレグの塩キャラバンの旅。そこでの行動原理は私たちのものとまるで違うものだ。だからこそ、私たちはそこから大きなインスピレーションを受けることができる。
彼女はつねに自ら動く。動いていれば人の目につき、そこで縁が生まれる。
トゥアレグのドキュメンタリー映画製作や、砂漠ツアーの主催、ジャーナリストとしての活動など、彼女は行動の結末をまっすぐ語ってくれる。心の動揺も隠さず、だからこの本にはごまかしがなくて信頼できるのだ。
トゥアレグのドキュメンタリー映画製作や、砂漠ツアーの主催、ジャーナリストとしての活動など、彼女は行動の結末をまっすぐ語ってくれる。心の動揺も隠さず、だからこの本にはごまかしがなくて信頼できるのだ。
確かな手応えがあるものを読みたいあなたに、いま1番お勧めの一冊。