【六本松の6オシ!】2024年4月 VOL.6 文学担当者のオシ!『テミスの不確かな法廷』/直島翔
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
■文学担当者のオシ!
『テミスの不確かな法廷』
直島翔
-発達障害という特質をもつ裁判官が事件の真相に迫る圧巻の法廷劇-
発達障害は病気ではなく、生まれつき脳の働きにかたよりがあって、神経の働き方が「定型発達者」と異なる。
任官7年目の判事、安堂は10歳で発達障害の専門医と出会い、人の気持ちを読み取るのが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)、衝動性がじっとしていることを許さない注意欠如多動症(ADHD)を自覚して生きている。
任官7年目の判事、安堂は10歳で発達障害の専門医と出会い、人の気持ちを読み取るのが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)、衝動性がじっとしていることを許さない注意欠如多動症(ADHD)を自覚して生きている。
日々衝動と格闘していると言っていいほどに。
定型発達者と異なった特質を持つ安堂と、彼を取り巻く環境を丁寧に描き、その特性ゆえに事件の真相にたどり着く過程が、とてつもなく面白い法廷ミステリ。
ラストのほほえましい展開が忘れがたい余韻を残すヒューマンドラマでもあります。
ラストのほほえましい展開が忘れがたい余韻を残すヒューマンドラマでもあります。
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