【お菓子博 旅のお菓子のお話】夕やけカフェドーナツ
春に高知県に家族で出かけたときのお話です。朝ドラ「らんまん」の世界を楽しもうということで高知県立牧野植物園を目標に出かけました。
様々に展示に触れ、あまりの植物の多種多様さに日々何気なく過ごしている我々の生活の風景にも、今まで名の知らぬたくさんの植物がいることに驚かされました。植物園を後にし、次の楽しみは食事です。藁焼きカツオをはじめとした高知のその土地ならではの味わいを堪能しました。
高知の食材の中に一つのお気に入りを見つけました。小夏という黄色い柑橘です。この果物の面白いところはリンゴのように外皮を薄くむいて食べることです。白くてフワフワした甘皮の部分ごと食べるのですが甘皮がジューシーな果肉を包んでいるため、酸味がマイルドに感じられ後からくる甘みとのバランスが抜群でした。
私たちの住む瀬戸内海沿岸は柑橘の特産地であり、様々な品種の柑橘をたくさん食べてきましたが、まだまだ知らない柑橘があるなぁ…あらためて植物は不思議だなぁと思った経験になりました。写真は道中のお供にと買ったご当地サクマドロップスです。皆さんも高知県に行かれた際はぜひ小夏をお楽しみください。